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チャレンジド

2010-09-02 | 子供のこと
チャレンジドというのは現在では障害を持った子供を指す言葉として使われています。
私が発達障害について色々と調べていたのはもう10年近く前で、その頃読み漁っていた書籍からは チャレンジド=発達障害の子供を育てる親 だったように記憶しています。
先日ネット上を検索していた時に、「チャレンジド」の言葉が今では子供本人を指す言葉として使われている事に少し吃驚してしまいました。

奇跡の人と言えば日本ではヘレン・ケラー本人を意味しますが、本来はヘレン・ケラーの家庭教師であったサリバン先生を指しています。
もちろん障害を持つ子供本人も苦労をして育つわけですが、育てる側の努力は並大抵なものではないはずです。
発達障害の子供も見た目では分かりませんが、親子の係わりや生活スキルを身につけさせる場面では通り一遍の方法では上手くいかなくて、子供一人ひとりに合う方法を探し出すための試行錯誤で親は悩みます。
現実的な子育て方法が、ある子供では有効であっても、他の子供にも有効になるかといえば全く効果がなかったり逆効果であったり。オーダーメイドの子育て法を独自に作り出す他ないのです。

私には二人の発達障害の子供がいて、アスペルガーの次男は生活に必要なスキル(人との関わりや日常生活の技術など)はほぼ出来上がったと思っていますが、高機能自閉症の三男はまだまだこれからの状態です。
この二人を見ていると、育て方のポイント等は全く違っていますし、親としての態度も変えなくてはならず、全て最初からの組み立てが必要になってきます。
三男の登校拒否の傾向も差し迫った状態であり、親としてはもう一度奮起しなくてはいけないところです。


障害のある子は、神様からの試練としてその子を育てる力のある人の所に産まれてくる。だからチャレンジドと言うんだよ。

6年前に友人に言われた一言は今でも役立っていますし、宗教など関係なくこれが正解だ、という確信は今も変わりません。
こんな事を書きながら自分を奮い立たせようとしているだけなのですが。