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他人が怖いという病理

2010-09-14 | 登校拒否について
何の本で読んだのか記憶も定かではないのですが、どこかの大学で大学生に対して「他人に感情がないように感じた事はあるか」とアンケートをとった結果、約3割近い学生から「ある」という回答があったそうです。
概ね幼児期から小学校高学年頃までの間での体験談としてでしたが、私も幼稚園時代に同じ事を感じていて、しかもかなりの高率だったので驚きました。
具体的にどう感じたのかの記載も一致していて、そこにいて生きて動いているのに心の無い物のような、そんな感覚で感じで周りの人々を捉えていたと記憶していますし、アンケートも似たような結果でした。
子供の頃にそんな感覚を持っていても、成長し人との関わりが増えてくるにつれ、自分も他人も基本的には似たようなものだと分かってくるのですが、この場合は他人が自分の理解できない生き物として感じられて、とても怖くて話しかけたりなどできなかったのを覚えています。
この感覚を持ち続けているとすれば大人になってからも人との関係構築は難しいと推察できます。

これとは別に、思春期になってから周囲の人の注目に対して過敏になります。
この場合は他人の自分に対する評価が心配の種になります。
人が自分をどう見ているのか気になって仕方がないのですがはっきり聞くのも怖い。このジレンマが他者への恐怖に変わっていくようにも感じます。

思春期は誰もが通る道でありながら一筋縄ではいかない危険性も孕んでいて、そんな大嵐の中を今進んでいる子供に対して、親としてどんなエールを送ればいいのか悩んでいます。