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ALLDAYS古間木

2010-10-26 | 青森イベント
地方の町は何処でも、とても懐かしい雰囲気を持つ場所があって、でも地元の人にとっては見慣れ過ぎた場所でもあって、その魅力に気がつかない場合が多いと感じます。
古い建築物などは、都会ではもう見られない希少性や歴史を感じさせる魅力で溢れているのに、マイナスのイメージとして捉えられてしまいます。
そんな魅力を再発見できたのが24日の三沢駅前のイベント「ALLDAYS古間木」でした。
美術品などもそうですが、説明があればより深く鑑賞することができますし、その説明に物語性があるとさらに魅力が増します。物語の要素は時間と人の生活や思いの織り成すドラマで、そのまま歴史とも言えるかもしれません。
古い建物を会場にしたこのイベントでは、会場となった建物の歴史も交えたギャラリートークが充実していて、写真や古い玩具などの展示物をただ眺めるだけよりもっと踏み込んだ鑑賞ができました。
また来年も開催して欲しい、そしてもっと育ててほしいと思えるイベントでした。

古い建物であっても所有者がいて、その生活に組み込まれているために観光資源としての活用にはなかなか至らないことも多いのですが、今回のイベントではこんな形で公開できるという一つの方法が浮かび上がってきます。
先日も東北町で古民家レストラン開店のニュースがありました。
古い物には価値がある、それこそが地方の魅力だと私は思うのですけれども、そんな取り組みも少しずつ始まっています。
誰も使わずに朽ち果てていく香りを放つ建物が、人に使われ生きている香りに変わって行くのは、とてもワクワクする話です。