暖かくなってきて庭の雑草取りに追われています。
植物は子葉の頃が一番弱いので、本葉の出きらない内に指先で軽くつまんで抜いてしまえばほんの僅かな力だけでいいのに、そんな頃は雑草も小さくて、目を凝らして見なければ見過ごしてしまうのが普通です。
今の季節は雑草もそれなりに大きくなって、しかも昨年以前に生えてきたものは鎌や、場合によってはスコップや鍬を使って掘り上げなければ抜くことは難しくなっています。
先手先手と対処していけば、掛かる労力は少なくて済むはずなのに。
それは草むしりに限らず、世の中の多くの事象に共通する事で、関連する諺もたくさんあるのは、きっとそれが簡単そうで中々出来ない事だからなのでしょう。
子供を育てていてよく思ったのは、摘んでしまった方が良いのか、残していた方が良いのかの見極めは、想像していたよりもずっと難しいという事でした。
物事には両面性があって、ある場合には悪く思えても、別の場合にはとても大切な美質になる性質もあります。
早期に対処した方がよくても、本当にこれは対処するべきことなのか悩む時間も必要で、自分もよく悩んでいました。
ある時期までそんな風に悩んだ後、悪いと思われる部分を叱ったり注意したりするよりも、努力や美質を褒めていた方が親としても気持ちよく子供にとっても嬉しくて、当然ながら結果も付いてくると思い至りました。
「子供を褒めて育てる」とは最近よく言われています。
自分も色々と悩んで試行錯誤の結果、確かにそうした方が良いと確信しています。
ただし、これには前提条件があると感じます。
親が心底子供を受け入れているのか、『現状』の子供を本当に大切でかけがえのない存在と認めているのか、子供を信じているのか。
子供は、親の焦りや苛立ちや心の奥の感情の揺らぎを敏感に感じ取ります。
本当は、一番最初に摘み取っておきたいのは、子供に対する親の要求なのかもしれません。
植物は子葉の頃が一番弱いので、本葉の出きらない内に指先で軽くつまんで抜いてしまえばほんの僅かな力だけでいいのに、そんな頃は雑草も小さくて、目を凝らして見なければ見過ごしてしまうのが普通です。
今の季節は雑草もそれなりに大きくなって、しかも昨年以前に生えてきたものは鎌や、場合によってはスコップや鍬を使って掘り上げなければ抜くことは難しくなっています。
先手先手と対処していけば、掛かる労力は少なくて済むはずなのに。
それは草むしりに限らず、世の中の多くの事象に共通する事で、関連する諺もたくさんあるのは、きっとそれが簡単そうで中々出来ない事だからなのでしょう。
子供を育てていてよく思ったのは、摘んでしまった方が良いのか、残していた方が良いのかの見極めは、想像していたよりもずっと難しいという事でした。
物事には両面性があって、ある場合には悪く思えても、別の場合にはとても大切な美質になる性質もあります。
早期に対処した方がよくても、本当にこれは対処するべきことなのか悩む時間も必要で、自分もよく悩んでいました。
ある時期までそんな風に悩んだ後、悪いと思われる部分を叱ったり注意したりするよりも、努力や美質を褒めていた方が親としても気持ちよく子供にとっても嬉しくて、当然ながら結果も付いてくると思い至りました。
「子供を褒めて育てる」とは最近よく言われています。
自分も色々と悩んで試行錯誤の結果、確かにそうした方が良いと確信しています。
ただし、これには前提条件があると感じます。
親が心底子供を受け入れているのか、『現状』の子供を本当に大切でかけがえのない存在と認めているのか、子供を信じているのか。
子供は、親の焦りや苛立ちや心の奥の感情の揺らぎを敏感に感じ取ります。
本当は、一番最初に摘み取っておきたいのは、子供に対する親の要求なのかもしれません。