老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

「日本の財政事情と、次世代への責任」 続編 ~可愛い孫たちのために~

2015年12月21日 21時23分49秒 | 政治・経済・環境・核兵器など
 先日の記事に関連して、友人から“奥歯に物が挟まったような言い方はするな”とのアドバイスがありましたので、敢えて補足です。

 私達の同世代の人が集まると、『孫ほど、可愛いものはない』『孫が喜んでくれるなら、どんなことでも…』というような言葉をよく聞きます。
確かにその通りでしょう。多くの祖父母にとって孫というのは直接の養育責任者ではないので、自分の子供の養育のように直接の責任を感じることも少ないでしょうし、また幼い孫たちを見ていると、私達世代に縁がなくなりつつある“未来”とか“将来”というような希望に満ちています。

 だからこそ、私達には本当に住み良い社会を孫たちの世代に引き渡す責任があるのではないでしょうか。
その為には、私達が今行っていること、或いは選択していることが、本当に私達の“希望”である孫たちの世代の為になっているのかと考えることが大事なことと思うのですが、そんな事は無視して、単に「現在の私達に都合が良い」という基準だけで判断していないかという自問が大事なのではないでしょうか。

 かく言う私が何をしているのか?というと、非常に覚束ないことです。
でも、何も考えずに、目先の自分の利益だけを追うのではなく、少しでも将来のことを考えながら自分の行動を選択して行くことだけは心がけるつもりです。
我が国の最高責任者でもあるどなたかが声高々と掲げたものの、内容が全くない「美しい日本」というようなスローガンではなく、『孫たちに引き継ぐ”負の遺産“を少しでも減らす』ために…

 特に今回の消費税増税への対策として、軽減税率の対象品目検討に関する与党内部の余りにも酷い駆け引きを見せつけられると、現在の政権・国会議員の本質が良くわかります。
即ち、彼らには我が国100年の計などは全くなく、とりあえずどのような飴をぶら下げると次の選挙で有権者が確保できるかという有権者を馬鹿にしたタヌキ芝居を、国会の場でなりふり構わず堂々とされていることで、孫たちが可愛い有権者がそのまま見逃すことは出来ないでしょう。(まさ)