老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

春の丹波・但馬路 (その1)   ~カタクリの群生~

2017年04月15日 20時10分10秒 | 旅行/色々な風景
 カタクリはユリ科の多年生植物で、かってはあちこちに自生していて片栗粉の原料とされましたが、現在では片栗粉はその代用品がジャガイモやサツマイモから作られるようになると共に、カタクリは乱獲で数が減り、余り見掛けなくなりました。

 花は非常に特徴のある形で、花壇の片隅に植えたことはありますが、一度群生地を見てみたいと思っていました。
たまたま旅行会社のバスツアー広告で、兵庫県丹波市氷上町清住に群生地があることを知り、このカタクリと共に、近くにあるスイセンの名所や、少し離れているが出石町、更に竹田城跡なども一緒に回ろうと、欲張りな計画立てました。

 しかし、最大の目的のカタクリの花は、適当な温度になると咲きますが、日中の陽射しがある時にしか反り返った特有の形にならないという事なので、数日前から天気予報を注意し、13日(木)に出掛けることにしました。

 早朝に出発し車の中で簡単な朝食を摂りましたが、幸いにも自宅から2時間程で無事に目的地に到着しました。

 早速、自生地の山裾に向かい、一面に群生するカタクリの多さに驚きましたが、少し時間が早すぎたのか、まだ温度も少し低く、陽射しもなかったので、花は閉じたままでした。

 その後、暫くすると群生地にも陽射しが差し込み始め、段々と温度も上がって、段々と花が開きはじめ、期待通りの景色になりました。花は下向きに咲くため地面に顔を付けるような格好での撮影となりましたが、その価値は充分にありました。

 また、近くではニリンソウやヒメオイランソウなども咲いており、大阪の河川敷とは一味違う春を楽しみました。
その後、直ぐ近くにありスイセンで有名な達身寺に寄ったり、少し離れた出石町や竹田城跡にも向かいましたが、丹波・但馬地方は丁度桜が見頃で、正に春爛漫の小旅行でした。(まさ)


カタクリの群生地に到着。想像以上の数に圧倒されました

まだ陽射しが弱く、温度も低いので、花は閉じたままです。

このような園路で、数ヶ所ある群生地を巡ります

こちらの群生地も凄いです

少し温度も上がり、花が開き始めました

少し待つと、段々と花が反り返ってきました

花のアップ写真

同上。内側に少し模様がついていました。(この花は、達身寺の庭で撮影しました)

自生地の近くでニリンソウを見受けました

ニリンソウのアップ写真。まだ完全には開いていません

トキワマンサク

ヒメオドリコソウ