“その①~スローガンだけの政治~”で見たように、安倍政権は自分が掲げた(という事は国民に約束した)スローガンの結果検証もせずに、まるでオオカミ少年を思わせるように次々と色々なスローガンを掲げるという政治手法を採ってきました。
その根本にあるものは何なのでしょうか、
◆先ず、第1に言えることは、国民を重視していないという事でしょう。
・幸いにも、円安で企業の業績も良いし、株価も好調な上に、団塊世代の引退に伴って失業率も大幅に改善されたし、経済的な問題で国民が騒ぐことはなかろう。
・従って、森カケ問題や官僚のセクハラ問題などで内閣支持率が下落するような事態があっても、国民にとって直接の利害関係がない以上は、これはスローガンを掛け替えて政府が色々な問題を真剣に考えている姿勢を見せ、特に「経済優先」の姿勢を見せれば問題ない。
・多くの国民は、経済環境がある程度満たされていれば、政権に対する非難や不満は長続きしないし、直ぐに忘れてくれる。
というような思いでしょう。
◆このように、色々とスローガンを変え国全体の改善を図っている様には見えるもの、国家財政の健全化に殆ど効果が出ていないことや、格差拡大やなどに見られるように、この国の将来の在り方に向けての努力よりも、この国の政政権の大事な基盤である政財界の支持を継続させ、政権の継続を図りたいという姿勢でしょう。
事実、その①で触れた多くのスローガンは、殆どの場合は“最重要課題”という言葉と共に語られましたが、良く考えると、この“最重要課題”と言われる場合は、どう考えても“国家・国民にとって”いうよりは、産業界や財界、更に自分たちにとって“最重要”ということでしょう。
◆次に、安倍政権の最大の目標は当面の政権継続であり、それによって現在の憲法に縛られた色々な体制をなし崩し的に変更することでしょう。
事実、今での経過を見ても、選挙で正面から問わなかった「特定秘密保護法」や「安全保障関連法」、更に「共謀罪関連法」など国の骨格を変える法律を数の力で、無理やり押し通してきましたし、その集大成として「憲法の改訂」を狙っていることは明らかでしょう。
最も大事な争点を選挙で問うという民主主義の正道を無視し、経済や色々なスローガンを前面に出した選挙で過半数を確保した上で、最終目標に向けた環境作りをしていくのが安倍流政治の実情なのです。
敢えて言えば、目まぐるしく変わるスローガンは、このような安倍政権の真の狙いをカモフラージュするようなオブラート的なものでしかないのかも知れません。
また、これらのスローガンだけでなく、オリンピック/万博/IR誘致なども、経済政策の失敗や原発問題、更に拉致問題の解決が進まないことで、政権の評価が落ちることから眼をそらすことが大きな狙いかと感じるようにもなりました。
有権者というか国民も、本当に馬鹿にされたものです。(まさ)
その根本にあるものは何なのでしょうか、
◆先ず、第1に言えることは、国民を重視していないという事でしょう。
・幸いにも、円安で企業の業績も良いし、株価も好調な上に、団塊世代の引退に伴って失業率も大幅に改善されたし、経済的な問題で国民が騒ぐことはなかろう。
・従って、森カケ問題や官僚のセクハラ問題などで内閣支持率が下落するような事態があっても、国民にとって直接の利害関係がない以上は、これはスローガンを掛け替えて政府が色々な問題を真剣に考えている姿勢を見せ、特に「経済優先」の姿勢を見せれば問題ない。
・多くの国民は、経済環境がある程度満たされていれば、政権に対する非難や不満は長続きしないし、直ぐに忘れてくれる。
というような思いでしょう。
◆このように、色々とスローガンを変え国全体の改善を図っている様には見えるもの、国家財政の健全化に殆ど効果が出ていないことや、格差拡大やなどに見られるように、この国の将来の在り方に向けての努力よりも、この国の政政権の大事な基盤である政財界の支持を継続させ、政権の継続を図りたいという姿勢でしょう。
事実、その①で触れた多くのスローガンは、殆どの場合は“最重要課題”という言葉と共に語られましたが、良く考えると、この“最重要課題”と言われる場合は、どう考えても“国家・国民にとって”いうよりは、産業界や財界、更に自分たちにとって“最重要”ということでしょう。
◆次に、安倍政権の最大の目標は当面の政権継続であり、それによって現在の憲法に縛られた色々な体制をなし崩し的に変更することでしょう。
事実、今での経過を見ても、選挙で正面から問わなかった「特定秘密保護法」や「安全保障関連法」、更に「共謀罪関連法」など国の骨格を変える法律を数の力で、無理やり押し通してきましたし、その集大成として「憲法の改訂」を狙っていることは明らかでしょう。
最も大事な争点を選挙で問うという民主主義の正道を無視し、経済や色々なスローガンを前面に出した選挙で過半数を確保した上で、最終目標に向けた環境作りをしていくのが安倍流政治の実情なのです。
敢えて言えば、目まぐるしく変わるスローガンは、このような安倍政権の真の狙いをカモフラージュするようなオブラート的なものでしかないのかも知れません。
また、これらのスローガンだけでなく、オリンピック/万博/IR誘致なども、経済政策の失敗や原発問題、更に拉致問題の解決が進まないことで、政権の評価が落ちることから眼をそらすことが大きな狙いかと感じるようにもなりました。
有権者というか国民も、本当に馬鹿にされたものです。(まさ)