老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

三重県 三多気の桜と奥津・名松線  その① ~三多気の桜~

2019年04月11日 19時38分18秒 | 旅行/色々な風景
 4月7日に、「乗り鉄ネット」(http://noritetsu.net/)企画の“三多気の桜観賞&名松線とローカル路線バスの旅”に参加しました。

 三多気の桜と名松線には興味があるものの、どうも個人では計画しにくかったのですが、今回はこの2ヶ所を見事に組んでくれた企画で、ルートは下記のように組まれていました。

大阪 ⇒(近鉄)⇒ 名張 ⇒(路線バス)⇒ 杉平 ⇒ <三多気の桜と真福院のハイキング> ⇒ 杉平 ⇒ 伊勢奥津<自由散策> ⇒(JR名松線)⇒ 一志 ⇒(徒歩)⇒ 川合高岡 ⇒(近鉄)⇒大阪

 前日の天気予報では午後からの降雨が心配されましたが、朝の予報ではその心配もなくなり、好天気の下近鉄上本町には定刻に12名が集合して出発。

 見所が一杯ありましたので、三多気界隈と、伊勢奥津/名松線に分けてお知らせします。

<三多気(ミタケ)の桜>
 近鉄名張駅からの路線バスは、なんと通常は夕方の1本だけなのですが、桜シーズンには臨時バスが運行されているようです。
 しかし、利用した臨時バスは大型にも拘わらず、我々一行12名の他は名張市内の途中駅で降車された1名だけで、貸し切り状態だったのは少し驚きでした。

 名張川の渓流に沿った曲がりくねった路幅も狭い国道を1時間ほど進み、美杉町の「杉平」というバス停で降車しました。

 ここから桜並木の坂道を道端に咲いている色々な山野草を楽しみながら30分程度登ると、シダレ桜が綺麗に咲いた駐車場に到着し。ここからさらに15分程度茶畑が広がる桜並木の急な坂道を上がって、やっと三多気の桜の名所に到着。

 しかし、残念ながらここの桜はヤマザクラで、ソメイヨシノよりは開花時期が遅くて、チラホラ咲き程度で、写真などでみる水田に映える見事な桜は見ることができませんでしたが、1軒だけ残っている藁葺き屋根の家屋や、綺麗に水が張られた水田は見事で、満開になった時の美しさが想像できました。

 その後、更に少し坂道を登り、真福院に着きました。
この寺院は、白鳳時代(670年頃)に創建されたという古刹で、平安末期より霊場として在原業正、平清盛などが参拝したようですが、境内の大きなシダレ桜が丁度見頃でした。
 また、樹齢1,000年を超えると言われる大ケヤキがあり、県の天然記念物の指定をされていますが、ここまでの道中のサクラもこの寺院の参道に植えられたもののようです。(まさ)


近鉄名張駅前の桜

<三多気の桜>

石碑・説明板

途中の茶畑の中に水車

桜の古木の並木道

ピンクのシダレ桜(駐車場付近)

茶畑が多いです

藁葺き屋根の農家

三多気の桜の名所(桜と水田)

同上

真福院の境内から見下ろした様子

<真福院>

参道の大杉

大ケヤキ(県の天然記念物指定)

山門

境内のシダレ桜

<道端で見かけた山野草>

スミレ(細かい品種は不明です)

ワスレナグサ(ムラサキ科)

アズマイチゲ(キンポウゲ科)?

キランソウ(シソ科)

サギゴケ又はトキワハゼ(ゴマノハグサ科)

ニリンソウ(キンポウゲ科)