(コロナワクチン接種後の違和感は、今日の夕方になって漸くなくなりました)
普段疑いもなく何気なく遣っている言葉も、いざ語源を調べて見ると“オャ!”と思う事が良くありますが、「しあわせ」とか「幸」もそのような言葉でしょう。
この言葉を調べて見ようと思ったきっかけは、小さな女の子が“おててのしわとしわをあわせて、しあわせ”というコマーシャルにをTVでよく目にしますが、「しあわせ」と言う場合に、「幸せ」と「仕合せ」と二つの言葉があるがどう違うのかと疑問に思った事でした。
<語源由来辞典>などによると、
◆「しあわせ」
・まず、「しあわせ」の由来は、「仕合せ」だそうです。
その意味は「し」は「仕」で“する”という意味なので、元々は“動作があうこと”を意味したようです。
・そこから「めぐり合わせ」が良いとか悪いといったことを意味するようになり、「仕合せが良い」「仕合せが悪い」といった使われ方となりました。
・それが江戸時代頃から「仕合せがよい」ことだけが残って、「幸福」の意味になると共に、「仕合せ」に「幸せ」という当て字を使用するようになったとされています。
◆「幸」
この言葉も、調べて見ると誠に奇妙な生い立ちの文字のようです。
・「幸」は、元は手かせを表す象形文字であり、「手かせ」や「刑罰」を意味していました。
・それがやがて、手かせをはめられるだけで済み、重い刑罰を免れた、死を免れた、という運に恵まれた様子から、「幸」の意味は運が良い、幸運にまで広がったと伝えられています。
正に、思いもかけない展開で、このようなことが判るだけでも語源を辿る楽しさがあります。(まさ)