(今日はすっきりとした五月晴れ。ツレアイの在宅日なので、手伝わせながら何とかツレアイの分の衣替えだけは終わりました。私の分は後日にゆっくりとします。)
最近のツレアイは新聞やTV番組などには全く興味もなく、私がかけているTVを興味があれば観ているような状態ですが、お世話になっている高齢者施設から頂くデイケア参加日のレポートでは、昔懐かしい曲のCDやカラオケがかかると、曲に合せて口ずさんでいるということでした。
以前に書き込んだと思いますが、ツレアイはどちらかと言うとカラオケは嫌いな方で一緒に行ったこともありませんし、車に設置していたオーディオにも格別な興味を示す方ではなかったの、家でそのような習慣がなかったのですが、やはり病気の進行と共に興味ある対象が変わったのか或いはそれしか気を引くものが無くなったのかと思い、最近は我が家でもTV欄をチェックして出来るだけ歌番組に合せるようにしています。
改めてチェックし始めると、コロナで在宅時間が多くなったせいかも知れませんが、歌の番組が多いことに驚きます。特に懐かしい昭和歌謡とかかって口ずさんだホークなどが多くて、ツレアイだけでなく、私もTVに見入っている事もあります。
お陰で、昔懐かしい曲を聞けるだけでなく、忘れていたかって有名だった歌手の姿を見て非常に懐かしく思っています。
中には、私よりもはるかに高齢者が出てきて、出なくなった声で歌っているのを聞くと少し痛ましい様な気持になることもありますが、周りから見れば私も同じなんだろうと納得しています。
そんな今日この頃ですが、昨日は買い物に行った時に花が沢山目に付き、前日が「母の日」だったことを思い出し珍しくカーネーションを買ってきて仏前に供えました。
そんなことがあったからか、夕食後にツレアイに付き合ってTVの歌謡曲番組を見ていると、不意に母の事を思い出しました。
母は元々心臓の持病があったのですが、私の離婚問題や長女の若くしての病死などが重なり心労のためか、70歳で心臓のカテーテル検査時に急死したのですが、思い出したのはまだ私が学生時代の昭和30年代後半の頃のことです。
その頃やっと我が家にも来たTVを皆で観ていて、丁度当時全盛だった音楽番組の時だったと思いますが、母は「私は、歌謡曲は余り好きやない。 特に一郎/二郎/三郎とか八郎は好かん!」と言ったのです。
鳥羽一郎/冠二郎/北島三郎/井沢八郎さんの名誉を汚すわけではないのですが、母は小学校の教師をしていた関係があるかも知れませんが、元々余り歌謡曲は好きではなく、特にいわゆる演歌は好みではなかったようで、演歌を代表するのが〇郎さんということになったのでしょう。
思い返せば、私も(そして、ツレアイも)若い時には母同様に余り演歌は好きではありませんでしたが、この年になると少し変わってきましたし、母がもう少し長生きしてから、演歌を聞いたとすれば、どうだったでしょうか? (まさ)
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仏前のカーネーション