gatagata道を行く

おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

夏の紋付

2013-08-01 20:43:47 | それ以外
布遊びをしていて、ふと気になって押入れから引っ張り出した紋付
義父のもの、いやひょっとすると先々代のものだったのかもしれない

おどろいたのは生地の種類
麻、紗、紋紗、絽、紬
袴はしじら織のようだった

見たとこ全部「黒」で、黒紋付き何枚持っているんだろうって思ったけど
生地を変えて、暦に応じ、また出先に応じてチョイスしていたのね

麻と紗は十分な質感を保っている
紋は染め抜きと、枠取りだけのものとあって、これもずいぶん印象が違うなあ

絽は触れたところから裂けてしまうほと弱っていて捨てるしかなさそう
あらら、この絽、縦絽だわ オシャレー

紬は一重の羽織で、肩裏は型小紋にカブトムシが数匹描かれている
でもこれ、似ているけどウチの紋じゃないなあ
男物の裏地や襦袢は凝った図柄が多くて楽しい
これもいいなあ

しじら織のような袴 これもよく見ると縦絽になっていて涼しそうで
手入れもしやすく実用的だ

おしゃれと言えば、フランスやイタリアの男性のこだわりがよく紹介される
いやいや日本男子のこだわりも相当なものだ

ぼつぼつ解いて、また何か作ろう

こういう捨てられない押入れの主みたいなもの、徐々に整理しなくちゃね
コメント
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