彼女は自転車にのって

サウジアラビア初の女性監督による映画

みなさんはサウジアラビアにどんなイメージをお持ちだろうか
産油国、お金持ち、イスラムの国、砂漠の國・・
さて、そこに暮らす人々は・・？　女性は？　子どもは？
と具体的になると、イメージすらできなくなる

ここは近隣のアラブ諸国と比べても、女性に自由が許されていない国
女性に対する規則や慣習が多すぎて、ずっと昔の日本より大変じゃないかしら

映画の主人公は１０歳の少女
自転車に乗って颯爽と風を切りたいと願いさまざまな画策をしてゆく
スクリーンに映し出される彼女の環境すべてが、サウジアラビアの生活

１０歳であれ、女性が自転車に乗ることなどもってのほか
そういった環境の中で生きてきた、彼女の母親の葛藤が見どころ

エンディングが爽やかなので、そこにさまざまな希望を見出すことができ
観客は席を立つことができる

久々に聞いたアラビア語
ちょっとした単語が妙に懐かしい

以前来日したイラクの女性たちに、生活に便利だからと自転車を勧めたが
みな乗れないか、子どもの頃乗ったけれど今は無理
成人女性が自転車に乗るなんてトンデモナイ！

でも男性たちは、自転車貸してください。と仰る

機会があったら是非観てください