堤防だより

またぼちぼち更新していくぞ、と。

ドボルザークのソナチネ第2楽章

2010-07-28 08:13:25 | ヴァイオリン
8月末にヴァイオリンの発表会がある
で練習しているのだが、
先日師匠からこの曲のイメージを膨らますようアドバイスを頂く
師匠は日本の奥深い田舎の冬、雪化粧の景色だという

私は・・・
ユモレスクの時もあったが
ドボルザークは乗り物系のイメージになってしまう

ユモレスクは自転車
立ち漕ぎ出なくて座って漕ぎ始めるの
最初は重くてよっこらしょがだんだんスピードが乗って軽やかになる
真ん中の試練は水溜りにタイヤがはまって転んじゃった図
ついさっきまでの気持ち良さとのギャップがすごくて
それがとっても恥ずかしくて痛みとかショックとかを後回しに
すっくと自力で立上がりその場を去るのである
自宅に着くまで何事も無かったかのように振舞うが
見た目にも心にも大きな傷と衝撃の跡

すべて私の経験です
しかも大人になってからの

で、ソナチネ第2
これは汽車

日本で無いどこかの平野が広がる場所に大きな川
その川に鉄橋が何本か架かり同じ汽車が渡る
はじめの同じメロディーの繰り返しは鉄橋を渡る汽車の音
一つはトンネルか低い山に遮られて音が小さいの
だんだん汽車が近づくんだけどそれを観ている主人公は
誰かか何かがその汽車で運ばれてくる事を期待してる
そして主人公の待つ駅に停車
人が降り、迎える人もいて喜び合い
荷物の運び出しで働く人とか賑やかな風景
それが落ち着き自分の待つものがその風景にないと悟り落胆する
その思いを引き摺りながら帰宅の途に着く

さしずめ祖父母の家に経済的理由で暮らす男の子が
夏休みに入り両親が自分を迎えに来るのを毎日待つ図って所かな
これは経験でなくすべてイメージです
妄想逞しいのがこーゆー時に役立つ(?)のよね

このディテールを私の右腕(弓)がなぞれる様になるのが
残りひと月の課題なのだ!!