事の顛末‥ほどがあるやろ

事の顛末は後ほど‥１２月５日に書いた。

自分の為に書いては見たが、まずその事である。

知人の紹介で面接にいく。

気乗りがしないが好奇心もあり、考えさせてもらいますと結構な幅と時間をもった。

他に候補があればそちら優先でどうぞ‥。

それぐらいの気持ちだ。

忘れた頃に面接先から電話が入った。

「どうでしょうか、考えてくれました」「週に三回でいいんですよね」「取りあえず要望をのみます」「解りました」「忙しい時は四回位でも‥」「うぅぅん」

そんな、こんなで、地方都市の総合リゾート温泉で働く事となりました。
温泉　宿泊　食事　麻雀室　カラオケルーム　大宴会場　ゲームコーナー　フィットネス　ルーム。
ゲートボール場(現在は野球バッティング)おまけにエステ＆韓国あかすり。

洗濯と物品の補充及び浴場とトイレの掃除。

なにしろ施設が無駄に広い。

この国がバブル景気の真っただ中の頃に造られている施設である。

施設の掃除だけでもかなりの時間を喰う。
洗濯物を集荷する。洗う。乾かす。たたむ。結構な時間を取られる。

その合間にトイレ、浴場の掃除。備品の補充。櫛の汚れも洗う(使い捨てではないのだが‥安いやつやで)
経費削減にも程があるやろ‥と思いつつ手間がかかる。

まあ　まあ　動きながら　時間配分を考えて‥ロッカー(男女浴場)の忘れ物点検と掃除もある。
ストレッチを繰り返しているようでキツイ。
エアロビクスをしていると思って楽しむ。
そこここでゴミの整理。
運動不足の身体には、いい刺激だ。
ここまでは許容の範囲。

で、時間給の範囲内でもある。

だが、辞める人は、早いという噂もなんとなく解る。

何よりトイレがひどいのだ。
まず女湯のトイレは情けない。

旅の恥はかき捨て。(旅人でなくとも地元民でも)‥誰も見ていないし我が家(わがいえ)ではない。
お金を払っている客なのかもしれないが、程があるやろうといいたい汚し方。
詳細は恥ずかしいので、(同じ女性として)書けない。
一つだけ‥便器にトイレット・ペーパーが二つ投げ入れてある。
ひとつなら間違って、もしくは勢いで落ちることはあろう。
二つとなると‥
どろどろでぶくぶくで‥マシュマロマンの身体のようで時間がかかる。トイレつまりの原因にもなる。
手間取った。
働き始めて四日目の事だ。

次は男湯。
大便用は汚い。暗い。経年の沁みついた汚れとイバリ(尿)の匂いがきつい。
小用も水の出が悪い。
ルーティーンとして掃除をする。
マスクをする事にした。
遅番のIさんは創立メンバーだ。
愚痴をこぼす相手ができたので申し送りで不平をこぼす。
この仕事を一人でこなすと怒りがたまるだろう‥納得しながら聞く。

ロビーにもトイレはある。
こちらも男子トイレ(小便用)は匂いがひどい。
そして水が流れない。
倍の手間がいる。

温泉なのに露天風呂と打たせ湯が水(二日間)
後は水道水を沸かした風呂(四か所)しかない。これも温い。ぬるい。湯量が少ない。
お客さんから要望があってフロントに行くと(入浴料の返還)‥もぞもぞと歯切れが悪い。

つまり‥よくある事なのだ。

シャワーが壊れている。
水しか出ない。
反対に水道が熱くお湯が流れっぱなしでとまらない‥男女どちらの湯もである。
サウナ室は釘が出て足をけがする事のないようにお願いします‥祈るしかない。

洗濯室の乾燥機はエラーがでる。
容量の三分の一しか入れられないし、乾きも遅い。
メンテナンスがされてない。

誠に枚挙にいとまがない。
下働き泣かせにもほどがあるやろ
そう思いつつ作業に追い立てられる。

極め付きが二〇日目に起こった。

長方形の小用の便器(男湯)に大便がヤマモッコリ。
タイルにも、入口の絨毯にもべったり。
これは業務威嚇妨害に相当すると私は思う。
でなければ、精神病棟か介護だ。
一週間前に男湯のトイレで起きている。
その時は　壁がよごれた。
遅番が掃除をして「いやがらせや」と言ったのを聞いた。

使い捨ての手袋が欲しいのにない。
フロントは支配人も係員もいるのに事の顛末を見る事もしない。
男性客が匂いで顔をしかめている。

ここでタイムカードを押したら良かった。

と思うけれども、身体が動いてしまった。
誰もが嫌がることだし、私も嫌だ。
でも誰かが始末をしなければいけない。

二階の食堂に上がって使い捨てのナイロン手袋をもらう。

小一時間かかったがなんとか作業を終えて遅番に引き継ぐ。

そして　これで勤務は終わりにします　変わりを見つけてください‥その旨を報告に事務所にいく。

支配人がいない。
さっきまでいた筈なのに。

汚い物を見たくない。
かかわりたくない。

それでも　管理責任はある。

自分が率先して出来ないのなら‥ありがとう。申し訳ない。
ぐらいは言えばいい。

赤字経営でコストは下げたい。
つぶすにもコストが大きすぎて潰せない。
もっと言えば、赤字なのに従業員を雇用してやっている。
総支配人という肩書は偽物。

コストには、予算、金銭と言う意味だけではなく、時間とエネルギーが含まれる。

このトイレ掃除は時間給の許容を超える。

これが「いやがらせ」で起きたとしたら、それは社長(オーナー一族)に対する鬱憤だ。

私に責任はない。

もちろん遅番のIさんにも。

その日はそれで終わった。

管理職の不在で辞表も出せない。

つづく。

雑感

パソコンが入院して昨日退院してきた所。

二か月以上も、ブログを書いてない事になる。

のシステム障害もなかなかだが、私個人に起きたシステム障害もなかなかで‥
久しぶりに血が騒いだ。

初めは驚愕、ついで怒り。
焦燥及び動揺と困惑。
無秩序な感情がアマゾンのボロロッカの様に襲ってくる。

そして再び怒り。
心の中で荒れ狂い‥流れの先が見えない。

と書くと大袈裟だし、ごたいそうになるのが可笑しい。

事の顛末は後ほど。

腹の底に怒りの奔流がうずまき、沈殿して溜まるまでに書き留めておきたいと思う。

しかし　つたない文章能力では追いついていけないかも知れない。

貧しいという事は弱い。

馬鹿にされる。
はたして　そうだろうか。

人を大事にしない者に金が集まっている現実を見るたびに‥思う事だけど。
回りに人間がいない。
金だけがある。
否　金しかない。

虚飾の富の中で生きて行く者は醜悪だ。

小さい場所でも、貧乏でも、風に吹かれながら　大勢の人の善意に助けられて生きてきた。
人が笑っている顔をみると嬉しい。

助けて助けられながら　凸凹の道を歩く。

そうすることが　幸福へつながると‥それこそが早道なのだと思いながら。

二か月以上のご無沙汰でした。
読んでくださっている皆様へ。
心から有難う。
力をもらってます。

今日はここまでで‥ばったり。