まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

雪に埋もれていく私 シャイニング

2025年02月10日 | 日記&映画
一月は雪が少なくて有難い。
大寒を過ぎても地面を少し覆うだけの小降り…去年の地震を思えば楽な冬。
このままで済んでも困るよね…とか言っていたところ、平年の二倍、いや四倍量の雪が降った。
本当に自然の猛威にはなすすべがない。



除雪車は優先的に奥能登(珠洲 輪島)にむかうので、我が家の方へは来るのが遅い。
能登は慢性的な人手不足に悩まされている。
にしても結構な積雪量…私も車も閉じ込められてしまった。
今日で一週間缶詰状態。
雪の重さで山の電線が切れて停電にならないことを祈ってはいるものの……。

贅沢さえしなければ備えは万全。
玄関先までもアイガー北壁の感じ。
落雪で家が揺れ動いています…また地震…トラウマスイッチが入る。
雪かきをしていたら、屋根雪が落ちてきて埋もれそうになったりもする。



アメリカはコロラド州ロッキー山脈の近く。
冬の間は豪雪のため閉鎖されるホテル(由緒ある巨大リゾートホテル)。
その管理人として家族とともに訪れたジャック・トランス。
あまり売れてない作家…いや作家志望の男だ。

キュ―ブリック監督の映像美、ジャック・ニコルスンの怪演、♪効果的な音楽の使い方。
ホテルの廊下を走る三輪車、タイプライタ―の音…と書かれた文字。
双子の女の子、そしてエレベーターの……今更書くのもおこがましいほど有名なシーン。
コアなファンが多い。
原作はS・キング。
『シャイニング』
雪と言えばこの映画を思い出す。
雪道を走る車が、不安と波乱の両輪でホテルに向かう冒頭部分。
それだけでもはや恐ろしい。

閉じ込められるという事は息がつまるという事だ。
そして寂しくて心が凍える。

映画は革新的な映像表現、狂気を見事に演じたニコルスン、とは言えキング御大はお気に召さなかったそうだが…
本当に天才たちは満足するという事がない。

スコップを片手に膝上まで雪びたしになりながら、一向に捌けてくれない雪を相手に暴力的になったりする。

息子を麻薬組織に殺され怒りに燃えた父親の敵討ち。
「お前たち全員、除雪してやる」…『スノー・ロワイヤル』
これも又舞台はロッキー山脈の近くの雪深い田舎町キーホー。
父親はリーアム・ニーソンだったがCIAではなく除雪作業員役…彼の気持ちは解る…気がする。

夕方七時半、ランプを光らせながら、除雪車が上ってきた。
嬉しいです。有難う。

という訳で皆様方、益々の脂肪の塊になりつつある私です。
今年も元気で明るく暮らしたいと願います。
どうぞよろしくお願いします。
コメント
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