今週の地獄少女回顧録「黒の轍」ですけど。
この話の面白いところは「人が死んだから」どうなんだ、ってところですね。
今回の依頼人は「この道が危険だったせいで弟が死んだのに、まだ立ち退こうとしないで居座ってる爺さんが許せない」って思ってて。
標的の爺さんは「勝手に道路を引いてきて、邪魔だから立ち退け?なんて勝手な。……え?そのせいで道路が危険になって、事故死した人が出た?……だったら、なおのこと立ち退けない。今立ち退いたら、死んだ人が死に損じゃないか」って、多分思ってたんだろうなと。
死人が出たからとすぐ立ち退いたら「もっと早く立ち退いていれば死人が出なくて済んだのに。この人殺し」って誹りを認めることになる。
俺だって言い分はあるのに、立ち退いたら「全面的に私が間違っていました」と宣言するも同じ。
だから立ち退けない。
そういう爺さんの想いが読み取れたから面白かったですねぇ。
で、依頼人の方も。
怒りに支配されて「立ち退かないのは爺さんの金への執着のせいだ」と決めつけて。
「金の亡者の爺さんは、誰かが殺さないとダメだ。俺の殺意は正義」と暴走しちゃう。
気持ちは分かる。
分かるけど。
多分「何で立ち退かねぇんだ!?」って爺さんに聞いて、仮に爺さんが正直に自分の想いを口にしたとしても。
「何口から出まかせ言ってんだ。金目当てだろ本当は」と、一切聞く耳持たなかったんじゃないのかね。
そういうのが想像できて。
この話を見てしまうと、双方と一切関係を持たない第三者が間に入るってのがどれだけ大事なのか。
それが分かる気がしますなぁ。
この話の面白いところは「人が死んだから」どうなんだ、ってところですね。
今回の依頼人は「この道が危険だったせいで弟が死んだのに、まだ立ち退こうとしないで居座ってる爺さんが許せない」って思ってて。
標的の爺さんは「勝手に道路を引いてきて、邪魔だから立ち退け?なんて勝手な。……え?そのせいで道路が危険になって、事故死した人が出た?……だったら、なおのこと立ち退けない。今立ち退いたら、死んだ人が死に損じゃないか」って、多分思ってたんだろうなと。
死人が出たからとすぐ立ち退いたら「もっと早く立ち退いていれば死人が出なくて済んだのに。この人殺し」って誹りを認めることになる。
俺だって言い分はあるのに、立ち退いたら「全面的に私が間違っていました」と宣言するも同じ。
だから立ち退けない。
そういう爺さんの想いが読み取れたから面白かったですねぇ。
で、依頼人の方も。
怒りに支配されて「立ち退かないのは爺さんの金への執着のせいだ」と決めつけて。
「金の亡者の爺さんは、誰かが殺さないとダメだ。俺の殺意は正義」と暴走しちゃう。
気持ちは分かる。
分かるけど。
多分「何で立ち退かねぇんだ!?」って爺さんに聞いて、仮に爺さんが正直に自分の想いを口にしたとしても。
「何口から出まかせ言ってんだ。金目当てだろ本当は」と、一切聞く耳持たなかったんじゃないのかね。
そういうのが想像できて。
この話を見てしまうと、双方と一切関係を持たない第三者が間に入るってのがどれだけ大事なのか。
それが分かる気がしますなぁ。