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電脳警察サイバーコップ

2021年06月01日 21時49分22秒 | 日記
「電脳警察サイバーコップ」

たまに思い出すんですけどね。
お客の方をしっかり見つめない作品って駄目だなぁ、ってことで。

昔の特撮番組なんですけどね。

コミックボンボンで先行でコミカライズ版が連載され、確か後追いでテレビでも放送がはじまったんですけどさ。
メインターゲットの子供の視点だと、漫画版の方が面白かったんですよ。

漫画版は「未来からやって来た電脳警察の刑事が、同じく未来からやってきた犯罪組織に立ち向かう。現代にも電脳警察はあるのだけど、未来犯罪者には手も足も出ない」
ここからスタートし、最初は主人公以外は雑魚にも勝てない状況で。
主人公が現代の電脳警察に、未来の技術でパワードスーツを作ってくれるまで、まるで戦えなかったんですよ。主人公以外。
仲間たち、民間人を犯罪組織から守りたいって思ってても、装備が全然ダメなのはどうしようもなくて。
そこに至るまで、悔しい思いをするんですわ。
それがあるから、装備を作ってもらってから、敵と互角の戦いをするのがかっこよくてね。

そういうのを期待して、特撮版を見たら。

全然違ってて。

仲間たち、最初から敵と戦えてるし。
敵組織も、なんか違うものになってる。

一番駄目だと思ったの、敵怪人が二種類しか無いんですわ。

一応、新型、新型、って触れ込みなんですが。
見掛けが全く一緒なの;

言うなれば、内蔵してる装備が違う設定のザクとジムが、毎回怪人として出てくる感じ。

……調べると、本作はそういう特撮部分より、ストーリーの方に力を入れた作品だったらしいんですけど。
そんなん、ひとりよがりでしょ?

怪人二種類しか無いってのはやっぱ嫌ですよ。
面白くない。

で、思った通り、全然玩具売れなくて、特撮番組としては失敗だったみたい。

志高いのはいいのですけど、ちゃんとお客の方を見ないとね;


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