ざっくりでいいのでは。

私、ＴＲＰＧでＧＭを務めるとき、あまりシナリオの細部までピッチリ決めないんですよね。
大まかなシナリオの流れと、シナリオ上でプレイヤーが対峙する問題の設定と、その際に是非ＮＰＣに言わせたい台詞。
そのくらいしか決めない。

これ、自分でも問題あるんじゃないかなと思ってたんですがね。
ずいぶん前に、ある高名なＴＲＰＧプレイヤーが「ＧＭの用意する準備は、そのＧＭへの信頼に繋がる」みたいなことを言ってたので。
で、自分もそれが理想であると最近まで思ってました。

今は「大まかにざっくり決めて、それでセッションに臨む方がいいのではないか？」と思ってます。

何故か？

いや、ピッチリ決めても、それがプレイヤーにとって楽しいセッションかどうかなんて分からんし。
プレイヤーの顔色を見て、調整しなきゃならん場合、絶対あると思うんですよね。

だとしたら、細部までビッチリ決めるのはあまり意味ないんじゃないのかね？
完全にアドリブがいいなんて言わんけど、あまり考えすぎてもそれはそれで意味無いのじゃないのかな。
逆にさ、あまりピッチリ決めて「こう進むのがいい」って思いこんでしまうと、プレイヤーの顔色が明らかに変化しようとしているときに調整をかけるタイミングを逸するんじゃないのかな。
無論、プレイヤーの顔色ばかり窺ってシナリオに調整ばかりかけるのが良いって言ってるわけでもないのですが。
（そんなことをしたら絶対シナリオ崩壊するし）
何事も、零か１００でなく、その中間に答えがあるもんですよね。