素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

マガジン感想

2020年08月27日 00時00分00秒 | 日記
マガジン新連載の「魔女に捧げるトリック」

前作の「リアルアカウント」は一応最初から最後まで読んだんですけどね。
前作、ちょっとあまりにも説教臭くてそこが嫌だったんですわ。
普段だと説教臭いの好きなんですけど。
過ぎたるは及ばざるがごとしっていうか。

ネットの悪をデスゲームに取り込む、って内容で。
ネットいじめだとか、不謹慎狩りだとか、デマだとか、歩きスマホだとか。
ネタの練り込み方がちょっと直接過ぎてね。

もうちょっと、昇華しようよ。
そんな感じ。

で、新連載は天才マジシャンが、中世ヨーロッパにタイムスリップし、魔女狩りの脅威に晒されている美少女薬師を手品で救い、活躍する。

……1話読んだ限りでは、リアアカよりは面白いかなと思いましたわ。
リアアカほどの説教臭さ、鼻につかなかったし。
作中で、中世ヨーロッパの常識を説明するあたり、時代物としても読めるって言うか。
この調子で行くなら、これを目当てにマガジン買ってもいいかなと。
そんなレベルですかね。



「なれの果ての僕ら」

ネズを試すために、この実験を行った。
みきおの告白ですけどさ。

ネズが極限状態でも善人で居られるか知りたいから、同窓会開いて。旧友や、恋人を殺して見せてみた。
その結果、どうなるか知りたかったから。
ネズという人間が居なければ、この実験も無かったんだよ?

全く何の正当性も無いし、一方的にみきおが悪いんだけど。

ネズの罪悪感、相当なもんだろうなぁ。
悲惨過ぎる。

漫画は違うけど、ジャンプで昔連載してた漫画「スケットダンス」で。
主要人物のスイッチが、自分の口で喋らなくなったエピソード。
これにだいぶ近いものを感じますね。

彼には優秀な弟が居て。

自慢の弟だったんですが。
スイッチが気になってた、確か幼馴染、の女の子と良い仲になってる、ように見えて。
スイッチ自身は「まぁ、あいつなら任せられるよな」と諦めと切なさのようなものを感じていたのですが。

ある日、自分の弟とその幼馴染が付き合ってる(と思う)というようなことを話したら。
その話した相手に弟が殺された。

理由がキレてて。

その殺人者、本当に憎かったのは幼馴染の女の方で。
それなのに弟を殺したのは「そっちの方が憎い女が苦しむから」

……この件でさ、スイッチが弟を殺したんだ、って非難する奴はまぁ、居ないよね。
スイッチの言葉、嫉妬から来る嘘も混じってたみたいなんですけど。
だからといって、この件の責任を問う奴はまぁ、居ない。

でも、この件が原因で、スイッチは自分の口で喋らなくなるんですよね。
自分が要らないことを言ったから弟が死んだんだ、と。

……道義上の責任と、事実上の原因って。
割り切りたいけど、割り切れないよなぁ。


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