子供には長い話かと思ったけれど、宮沢賢治の銀河鉄道の夜を長男に読んでやった。
ちょっと難しいかな。
カンパネルラは、ボートから川へ落ちた友達を助けて、自分は死んでしまった。
銀河鉄道の列車の中で、彼と最後の時を過ごしたジョバンニは言う。
「ほんとうにみんなの幸せのためなら、ぼくのからだなんか、どうなったってかまわない」
読み終わって、息子がつぶやく。
「困ってる人を助けないといけないけど、自分の命も大事だよね」
「死んだらどこに行くのかな」
「生まれ変わったら、ボク、何になるんだろう」
「みんないなくなって、ボクだけひとり残ってる夢見て、怖かったの」
時々彼が口にする生や死のイメージは、どこから来るのだろう。
私が息子ぐらいの年の頃は、そんなことは全く考えていなかったから、身近に死を体験したこともない彼がそういうことを話す時、とても不思議な気持ちになる。
まだ生まれて8年しか経ってない魂は、どこかの世界とつながっているのかな。
たった8年しか生きていなくても、大人には想像できないほどたくさんのことを感じているんだと、驚いてしまうこともある。
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カンパネルラは、ボートから川へ落ちた友達を助けて、自分は死んでしまった。
銀河鉄道の列車の中で、彼と最後の時を過ごしたジョバンニは言う。
「ほんとうにみんなの幸せのためなら、ぼくのからだなんか、どうなったってかまわない」
読み終わって、息子がつぶやく。
「困ってる人を助けないといけないけど、自分の命も大事だよね」
「死んだらどこに行くのかな」
「生まれ変わったら、ボク、何になるんだろう」
「みんないなくなって、ボクだけひとり残ってる夢見て、怖かったの」
時々彼が口にする生や死のイメージは、どこから来るのだろう。
私が息子ぐらいの年の頃は、そんなことは全く考えていなかったから、身近に死を体験したこともない彼がそういうことを話す時、とても不思議な気持ちになる。
まだ生まれて8年しか経ってない魂は、どこかの世界とつながっているのかな。
たった8年しか生きていなくても、大人には想像できないほどたくさんのことを感じているんだと、驚いてしまうこともある。
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