朝起きて来た長男が、半分裸で体をボリボリ掻いている。
「かゆいよう」
「ローションつけなさい」と夫。
「やだ~。つけたくない~」
「なんかつけないと肌がガザガザになってよけい痒くなるだろう」
「やだ~やだ~」
そういう時はさあ、父ちゃん、優しく息子の体をさすってあげなさいよ。
あれこれ指図する前に、子供の体に触れてやるもんだよ。
私が、頭痛がすると訴える時には必ず最初に
「痛み止め飲んだ?」と聞く夫。
喘息がつらいと言えば
「早く横になりなさいよ」と。
そうじゃなくってさー、まずは側に来て背中をなでていたわって欲しいんだよ。
手当てって言葉があるだろう。
愛する人の手が一番の薬なんですよ。
彼はとても優しい人なのに、こういうことは気がきかない。
これは夫が西洋人であるからなのか、それとも男ってだいたいこうなのか。
お宅の夫、どうですか。
私に文句を言われて、息子の背中をさする夫。
かゆい、とこわばっていた子供の体がふうっと緩んで、落ち着いた顔になりました。
「かゆいよう」
「ローションつけなさい」と夫。
「やだ~。つけたくない~」
「なんかつけないと肌がガザガザになってよけい痒くなるだろう」
「やだ~やだ~」
そういう時はさあ、父ちゃん、優しく息子の体をさすってあげなさいよ。
あれこれ指図する前に、子供の体に触れてやるもんだよ。
私が、頭痛がすると訴える時には必ず最初に
「痛み止め飲んだ?」と聞く夫。
喘息がつらいと言えば
「早く横になりなさいよ」と。
そうじゃなくってさー、まずは側に来て背中をなでていたわって欲しいんだよ。
手当てって言葉があるだろう。
愛する人の手が一番の薬なんですよ。
彼はとても優しい人なのに、こういうことは気がきかない。
これは夫が西洋人であるからなのか、それとも男ってだいたいこうなのか。
お宅の夫、どうですか。
私に文句を言われて、息子の背中をさする夫。
かゆい、とこわばっていた子供の体がふうっと緩んで、落ち着いた顔になりました。