「来月はいっぱい仕事あるよー!」
スケジュール帳を見ながら夫が言う。
「やったあ~~」と心から安堵する私
夫婦共働きとは言え、2人ともがフリーランス。
そして主に我が家の食い扶持を支えているのは夫の稼ぎである。
ミュージシャンである彼の仕事はいつもとても不安定。
土日はもちろん平日も休みなく働く月があるかと思えば、今月のようにずーっとお家にいる月もある。。。
仕事がないってことは当然金も入って来ないってことで、たいへん寂しい。
月末の、支払い日近くはヒヤヒヤもの
けれど悪い時はそう長く続くもんじゃなくて、また落ち着いて暮らせる日々もやって来る。
まさに上がったり下がったり。
こんな生活を結婚以来10年以上もしてきたわけで、私たちにとってはもうこれが普通なんだけれど、
毎月ちゃんと決まったお給料をもらえる生活って、どんなにか心安らぐかしらと、時々憧れたりもする。
思い返せば数十年前、まだ中学生だった頃からなぜか、予測可能な人生よりもそうでない道に魅力を感じていて、
そのずっと先に今の私があるわけで、ホントにもう『願えば叶う』んである。
恐ろしや。。。
(“平凡でもいい、安心安定した生活を”と願った妹は、その通り大変堅実な男と結婚し、安定した暮らしを送っている。)
こんな、地に足のつかないローラーコースターのような人生でいいんだろうか。
10年後も20年後も??
「しょうがないよ、ミュージシャンと結婚したんだから」と夫。
「私が会社勤めできるような人間だったらよかったのに」と私。
「会社員なんてキミ、きっと飽きるよ」
「、、、、」
あら、私たちの人生は大丈夫!?
と、どっと不安に襲われる時が、たまにある。
でもそのすぐ後には、
まあなんとかなるんではないかと思う自分がいる。