父と息子の関係とは不思議だ。
夫と、彼の父親を見ていつも思う。
義父はワンマンな人なので、いろんな事が家族に相談なしに決まる。
来月の独立記念日あたりに、義父母揃ってジョージアからカリフォルニアにやって来る。
みんなでロスに行くらしい。
で、いつ?
ふたりはオークランドにも滞在するの?
車で6時間もかけて、わざわざロスまで行くことないんじゃない?
どこか近場で楽しめる所を探すのは?
私はもっと事前に詳細を知りたい。
だけど、夫は父親にあれこれ聞こうとしない。
家族のためを思ってしている、義父の気持ちを汲んでいるからだ。
父親の気持ちを傷つけたくないから。
わかる、それはよくわかるけど、それにしてもお互い言葉が少な過ぎる。
警察官で厳格だった父親と、それに反発していた若い頃の夫が、雪解けのように心を通わせられるようになったのは、私たちに子供が生まれ、夫自身が父親になってからだ。
父親は年と共に丸くなり、息子は父の気持ちを理解できるようになった。
それでも彼らの関係は、味気ないというかぎこちないというか、、、。
ほとんど用件だけで、父子の会話はすぐに終わり、何かを話し合ったり相談し合ったりもなく、ましてやゲラゲラ笑い合う場面など見た事もないのだ。
自分の母とのおしゃべりが、いつも楽しい私にとって、父親と息子の会話はなんてつまらないのだろうと思う。
もっともっと話せばいいのに。
幼い頃に自分の父を亡くし、沢山の兄弟達を抱え、とても苦労した義父。
子供時代の父親のこと、青年時代の日々、結婚して子供が生まれて必死で働いてきた父の半生も、夫はほとんど知らない。
お父さんのこと、もっと聞いておけば。
あなたのルーツだよ。
あなたの息子たちのルーツでもあるよ。
お父さんが元気なうちに。
いつかずっと後になって聞いておけばよかったと、後悔しても遅いから。
夫は、うんうんとうなづきながらも、親子は相変わらず無口な石のようだ。
男の人の不器用さが、可笑しくもありもどかしくもあり。
ワンマン義父から電話が入る。
「来週月曜日からそっちに行く。どこかホテルを取っておいてくれ」
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夫と、彼の父親を見ていつも思う。
義父はワンマンな人なので、いろんな事が家族に相談なしに決まる。
来月の独立記念日あたりに、義父母揃ってジョージアからカリフォルニアにやって来る。
みんなでロスに行くらしい。
で、いつ?
ふたりはオークランドにも滞在するの?
車で6時間もかけて、わざわざロスまで行くことないんじゃない?
どこか近場で楽しめる所を探すのは?
私はもっと事前に詳細を知りたい。
だけど、夫は父親にあれこれ聞こうとしない。
家族のためを思ってしている、義父の気持ちを汲んでいるからだ。
父親の気持ちを傷つけたくないから。
わかる、それはよくわかるけど、それにしてもお互い言葉が少な過ぎる。
警察官で厳格だった父親と、それに反発していた若い頃の夫が、雪解けのように心を通わせられるようになったのは、私たちに子供が生まれ、夫自身が父親になってからだ。
父親は年と共に丸くなり、息子は父の気持ちを理解できるようになった。
それでも彼らの関係は、味気ないというかぎこちないというか、、、。
ほとんど用件だけで、父子の会話はすぐに終わり、何かを話し合ったり相談し合ったりもなく、ましてやゲラゲラ笑い合う場面など見た事もないのだ。
自分の母とのおしゃべりが、いつも楽しい私にとって、父親と息子の会話はなんてつまらないのだろうと思う。
もっともっと話せばいいのに。
幼い頃に自分の父を亡くし、沢山の兄弟達を抱え、とても苦労した義父。
子供時代の父親のこと、青年時代の日々、結婚して子供が生まれて必死で働いてきた父の半生も、夫はほとんど知らない。
お父さんのこと、もっと聞いておけば。
あなたのルーツだよ。
あなたの息子たちのルーツでもあるよ。
お父さんが元気なうちに。
いつかずっと後になって聞いておけばよかったと、後悔しても遅いから。
夫は、うんうんとうなづきながらも、親子は相変わらず無口な石のようだ。
男の人の不器用さが、可笑しくもありもどかしくもあり。
ワンマン義父から電話が入る。
「来週月曜日からそっちに行く。どこかホテルを取っておいてくれ」
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