ちょっと晴れ間があったので、先日整備したばかりのAuto MIRANDA 50mmF1.4 を持ち出してみた。周囲は春爛漫です。花の名前は失念しました。前景、背景を見ると、前景は優しくふわりとボケますが、背景は収差が大きいのか、二線ボケになる傾向があるようです。
庭の「タイム」です。年々広がって、本物のグランド・カバーになりました。この時期一面に薄紫の花が咲き、敷き詰められます。この写真の前景、背景でも前景は優しくふわりとボケていますが、背景はちょっとグズグズになっています。
次の写真のように、もう少し寄って撮ると目立たなくなるようです。
そこらの道端で咲いている野菊の類です。見ていると、一年に2~3回は咲くようです。
これは「シバザクラ」でしょうか。
この時期特有の爽やかで新鮮な緑です。「青もみじ」でしょうか、暖かくなって今年の若葉が出揃いました。空気も澄んでいるような気がします。この写真で顕著なのは周囲がちょっと暗いこと。ほぼすべての写真は絞り開放で撮っていますが、特にこのような状況では四隅の「光量落ち」が目立ちます。
明るい緑がとても印象的ですが、トンネル効果という奴でしょうか、遠近感が強調されます。
公園内には「シャクナゲ」が数本あることは承知していましたが、その花を写真にするのは初めてです。
今まで、咲いている所をまともに見たことはありませんでした。大抵は咲き終わっており、それがどんなにゴージャスであったか、片鱗も伺えないような頃ばかりだったように思います。今回は、幸運にも、満開の「シャクナゲ」を見ることが出来ました。
しかし、今回改めてジックリ見ると、なかなかド派手で豪華、大柄な花なんですね。ピント面はしっかりしております。発色に派手さはあまり感じられませんが、とても自然な色合いです。
「シャクナゲ」の隣の「ツツジ」も咲き誇っておりました。一点豪華では「シャクナゲ」に叶いませんので数で勝負という状態です。全く負けてはおりません。
今までいろいろなレンズを試してみましたが、こうして見ると、どれも良く撮れます。「欠陥」的な写りをするものには一度もお目に掛ったことがありません。写真に影響するのはレンズの性能よりも、その場のコンディションの方が甚大です。そして、今どきのデジカメではシャッター速度や感度には余裕がありますので、「絞り」をどの程度に設定するかが大きな要素を占めるように思います。「絞り」によって発色やハレーションも大きく左右されますから、レンズの性質(性格)を知った上で、効果的な写真を撮る、というのが「クラッシック・レンズ」の使い方なのだと思います。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens Auto MIRANDA 50mmF1.4/MIRANDA
Mount Adapter PRO Miranda-SONY E/FOTODIOX
Filter L39(UV)/Toshiba
Hood HS-9/Nikon