数日前から空気も乾燥し急激に涼しくなって来ました。どうやら、酷暑の夏も終わりのようです。
久々に早起きして散歩に出掛けました。行く先はいつもの薬師池公園です。公園内は勿論多様な植物、花があるのですが、公園までの途中の道端(土手)にも、よく見ると変わった花があります。
今までもそれはあったと思うのですが、全く目に入りませんでした。今更ながら、今まで何を見ていたのかと思ってしまいますが、人は自分が見たいものだけしか見えないようです。
花は先ず画像検索で名前を探して、関連記事で様子を確認して確定していますが、似たようなものも結構ありますから、中には誤りがあるかもしれません。所詮素人の判断です。オーソリティの方の話しによれば、花だけで判断するのは難しいようで、葉や茎、根まで確認すべきものらしいです。
最初の一枚は「オシロイバナ(白粉花)」です。道端の土手に咲いておりました。南アメリカ原産で、江戸時代に観賞用として渡来したようです。今では温暖化の影響もあってか、すっかり野生化しているようです。夕方から咲きだして、翌朝九時頃には閉じるので別名ユウゲショウ(夕化粧)の名があります。なるほどいつもは十時頃の散歩なので、見掛けないのは当然かもしれません。
こちらはツルボ(蔓穂)というもので、東南アジア原産の薬草にもなるものらしいです。
まあ、雑草なんですけどね。
こちらは、ニラ(韮)らしいです。中国原産で、日本最古の歴史書・古事記の時代から作られていたようで、緑黄色の野菜なんだとか。スーパーで売っているニラと同じには見えませんが、「花の後に緑の実がつき、後に黒い種になる」ようで、この後も注意して観察したいと思います。これも道端の土手に咲いておりました。
エノコログサ(ネコジャラシ)の親分のような草で、道端で見掛けました。
チカラシバ(力芝)というようです。根がしっかりしており、取り除くには大変なところから、この名が付いたのだとか。一応、区分としてはイネ科のようです。
これはよく見掛けると思いますが、いわゆる「ツユクサ(露草)」です。花弁のコバルトブルーが目を引く花です。万葉集にも登場する、古くから親しまれて来た東南アジア原産の雑草です。
ヤブミョウガ(薮茗荷)というらしいです。花が終わると緑の実が付き、やがて黒い実になるようです。食用のミョウガ(茗荷)と、何か関係があるのでしょうか。
どこにでも自生している野菊の一種でシラヤマギク(白山菊)。
園芸種なのかも知れませんが、清澄白山菊と言って、薄紫のものもあるようです。
タケニグサ(竹似草、竹煮草)です。公園内で見掛けましたが、これは花でしょうか。この手の奇怪なものの多くは、アルカロイド系の有毒植物が多いですね。また先駆種(パイオニア種)でもあるようです。
花が咲くものだけですが、公園とその周辺だけでも随分と多様な植物があるようです。一年中何かしらが咲いており、次々と見たことのないものが出てきます。一体どのくらいの「種」があるのか、底知れません。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens ZUIKO Auto-Macro 50mmF3.5/Olympus
Mount Adapter OM-NEX Pro Adapter/K&F Concept
Filter φ49mm MC Protector NEO(B)/Kenko
Hood 無し