5日(火)、朝から初夏のような陽気で、通りを歩く人はほぼ夏の装い。非常事態も延長になり出掛けることも儘ならず、またもや近くの公園へ。今日は流石に人の出が多い。この陽気で家に閉じ籠っているのは困難というものだ。
前回訪れたときは、藤の花も僅かで、もうすぐ藤の花が咲く季節なのか、と思って通り過ぎたのだが、今回はもう七分咲き。コロナがどうあれ、季節は確実に巡っているようだ。
薄紫の何とも涼し気な事、この初夏にはぴったりの景観だった。こうして見ると絞りの工夫が今一つのようで、もう少し(あと一つ)被写界深度を広くしても良かったかと思う。前ボケが、効果的な状態になっていない。或いは更に被写界深度を狭くして前ボケを強調しても良かったかも。
どうやら踏み込みが一歩及ばなかったようです。
AUTO YASHINON 5cmF2
これも、そこらでよく見掛ける完全なる山野草。日差しに輝く綿帽子を撮ろうと画策してみた。俗に言うタンポポとは違うようだけど、花の形と言い、綿帽子と言い、同じキク科のものに違いない。
すっかり野生化してしまったデイジー/Daisyだろうか、日本ではヒナギク/雛菊などと呼ばれているけれど、初夏を象徴する花の一つであるらしい。その他に、ノコンギク(野紺菊)、キダチコンギク(木立紺菊)、ツワブキ(石蕗)、ヨメナ(嫁菜)などの名前がある。
野菊と言えば伊藤左千夫ですっかり有名だけれど、話に登場する花は関東地方のカントウヨメナ/関東嫁菜であるらしいが、公園で見掛けたそれとは違うようだ。
AUTO YASHINON 5cmF2
しかし、いい雰囲気で撮れています。日差しも、暑苦しさも伝わって来るようですが、いかがでしょうか。この自然で柔らかな描写、優しい色合い、これはやはり「富岡光学」の為せるものなのでしょうか。AUTO YASHINON 5cmF2まったく侮れません。