前回の記事は2014年9月28日。それから約一ヶ月が過ぎた。最近は朝夕20度を割り込むようになり、秋本番到来。周囲の木々の緑はそれほどでもないが、山の方は紅葉が始まっているらしい。そういえば、富士山も既に冠雪したとか。
その後、南天はかなり色づいてきた。確かに最終的には赤くなるつもりらしい。なるほど、南天はこんな風にして花が咲き、実がなるのかと、つくづく眺めてみる。
(OLYMPUS XZ-2)
南天の葉は、今の所緑色を維持しているが、周辺には少し赤くなっているところもある。昨年の観察によれば、一応紅葉するけれどもそれがすべて落葉してしまう訳ではない。春先になってくると紅葉した葉が再び緑色に戻るようだ。そんな事ってあるのかね。何とも不思議な植物である。
更に赤くなった実はどうなるのだろうか。いかにも旨そうな赤い実なので鳥が啄ばんでしまう、或いはやがてポロポロと枝から離れて地面に落ちるのか。時代小説によれば、雪が降って何もかもが白くなったところに、南天の赤い実が映える様が時々描かれている。とすれば、この実は翌年の春先までくっ付いているのかもしれない。果たして「雪の白さに赤い実が映える様」を私も見ることが出来るだろうか。いや、楽しみだね。