第88回全国高校サッカー選手権大会
2回戦
西が丘サッカー場 第二試合
国見 1-4 藤枝明誠
14:10キックオフ
晴れ 10.2℃
4,839人
6大会ぶり7度目の優勝を目指す国見と、名だたる静岡勢を抑え県代表として初出場を果たした藤枝明誠との一戦は予想外の一方的な展開となった。
白と黒のセカンドユニフォームを着た国見イレブンはまるでプロを相手にしているかのようにほとんどボールに触れることのないまま、前半12分までに藤枝明誠の鮮やかなサッカーに3点を奪われていった。
会場に集まったサッカーファンからはその衝撃的な光景よりも、4大会前に優勝した野洲高校のセクシーフットボールを彷彿とさせるような藤枝イレブンのテクニックに溜息をこぼした。
前半に3点のビハインドとなった国見は後半4分、左サイドの長野に代えU15日本代表経験のある竹内を投入。さらに後半11分にはFW松田に代え2年生のFW井上を投入し攻勢を仕掛ける。
後半15分、藤枝ペナルティエリア内の混戦を制し須郷がシュートを決め、ついに国見が1点を返上した。しかし、このまま流れを掴むかと思われたが、前掛かりになった国見はディフェンスの裏を突かれ、藤枝飯塚に追加点を奪われてしまう。
国見イレブンはロスタイムまで積極的に藤枝ゴールに向かったが、前半の点差が響き2回戦で力尽きた。
名門国見がわずか2回戦で消えたことは残念だが、華麗なサッカーで圧倒的な強さを見せた藤枝には目を見張るものがあった。3回戦では8大会ぶりの決勝進出を狙う岐阜工との厳しい試合が予想されるが、1試合でも多く彼らの戦いが続くことを願う。
・3回戦
3日 14:10
駒沢陸上競技場
藤枝明誠-岐阜工