4年周期の証明 日本のサッカー大好き!

サッカーについて語るときに私の語ること サッカー大好き ジャパンフットボールで一期一会 記事上ノくーろん者。

実力と風

2014年01月19日 20時30分31秒 | 観戦記

第22回全日本大学女子サッカー選手権大会 決勝戦
2014年01月19日 13:09
筑波大学(関東6/茨城) 1 - 2 吉備国際大学(中国1/岡山)
試合形式90分 延長20分
34分 鎌田 蘭 吉備
77分 伊藤 栞 筑波
100+1分 高野 紗希 吉備
味の素フィールド西が丘
晴 7.5℃ 3,007人

時折吹く強い北風がピッチ上の選手とスタンドの観客から体温を奪った。
雲も少なく陽は十分にさしていたが、風の影響で体感は軽く5度を下回っていた。

ここまで2度のPK戦を含めた4試合を勝ち抜いた筑波と、3試合を無失点で勝ち進んだ吉備との決勝戦。前半に吉備が1点をリード。後半に筑波が追いつき1-1のまま90分を終え試合は延長戦へ突入。延長前半に1点を決めた吉備が後半も逃げきり初優勝を掴んだ。

この試合、10(筑波)対16(吉備)という総シュート数差以上に、強い北風が男子よりパワーの劣る女子の試合には影響をあたえていた。南側ゴールではゴールキックの際に度々風にあおられ飛距離が伸びず、逆にコーナーキックやクロスボールは中央に向かってカーブがかかりキーパーを苦しめた。
前後半、両チーム風上のタイミングで得点を決めドロー。そして延長前半、風上となった吉備が先に勝ち越し点を奪い、風下での延長後半を逃げ切り勝利を掴んだ。
両チームが生んだ得点全てが南側でのゴール。実力と共に、前半のキックオフ直前にピッチが入れ替わった事が大きかった。

ところでこの決勝戦。無料開催ではあったが、メインスタンドは関係者のみの解放であったため、選手入場から校歌斉唱そして閉幕式などの通常イベントがメインスタンド側で行われ一般観客、応援団には寒さむしく感じられた。またゲストの川澄奈穂美も観客からは肉眼で表情をうかがうことは不可能でゲストの意味があったのかどうか疑問の企画だった。写真展、ミニオープンキャンパスといったイベントも場所もいまいち感が強く残念なものだった。次回以降はさらなる検討を行ってほしい。

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「僕らの」「僕らは」物語

2014年01月14日 10時01分24秒 | 観戦記

第92回全国高等学校サッカー選手権大会 決勝戦
2014年01月13日 14:05 キックオフ
国立競技場 晴 8.6℃
富山第一 3 vs 2 星稜
延長 (1-0)

34分 寺村 介 星稜
70分 森山 泰希 星稜
87分 高浪 奨 富一
90+3分 大塚 翔 富一
109分 村井 和樹 富一
 
全カテゴリーのチケットが完売した国立最蹴章最終話。
ここまで無失点で決勝にコマを進めた星陵が後半42分まで2点のリードを保ち会場には星陵の優勝ムードが漂い警備員も所定の位置につきはじめていた。
しかしわずかなスペースを狙う富一の攻撃陣がついに星陵ゴールをこじ開けた。ここで会場の半数以上の観客から富一コールが響きだした。
そして3分のアディショナルタイムに突入。星陵がDF森下のファウルでPKを献上。富一大塚監督の息子、エース大塚のシュートで土壇場に2-2に追いつく。
90分のランニングタイムはドローで終了。
最後の国立決勝の行方は延長戦に持ち込まれた。
追い風の富一が攻勢を続ける中、ついに延長戦後半終了間際9分。後半32分に出場した富一のMF村井が一攫千金のゴールでリードを掴んだ。
ゴール直後試合終了。最後の高校サッカー現国立競技場開催、初の北陸勢決勝は富一が優勝を決めた。

星陵はエース寺村の交代後に守備の連係が低下。逆転劇につながった采配のミスが悔やまれた。逆に富一は失点後の攻撃陣の投入。サブメンバーのレベルの高さが勝利につながった。プレミアリーグを戦い抜いた采配力、選手層の厚さ、チーム力を見せつけた勝利だった。

ところで前回大会決勝の2万4937人の約2倍、今年の天皇杯決勝の4万6599人を越えるギャラリーが訪れた試合だったが、応援歌担当のGReeeeNはもちろんライブを行わず、応援マネージャーの松井愛梨はピッチに姿を見せず、応援リーダーのカズは帰国中。最後にしては残念なものだった。

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3度目で掴んだ勝利

2014年01月12日 10時19分03秒 | 観戦記

第92回全国高等学校サッカー選手権大会 準決勝
星稜 4 vs 0 京都橘
3分 仲谷 将樹
52分 寺村 介
64分 原田 亘
75分 森山 泰希

2014年01月11日 14:20 キックオフ
国立競技場
晴 気温8.0℃
観客数27,335人

2年連続の決勝を目指す京都と2年連続3度目の準決勝で初の決勝進出に挑む星陵の一戦。
試合が動いたのは開始からわずか3分での先制ゴール。
相手は前回準優勝チーム。誰もが目を疑った。しかし試合は終始星陵ペースで進んだ。
星陵の10番寺村を起点に攻守のスピードで京都を翻弄した。
メディアの注目を集めていた京都のドリブラー小屋松、テクニックを誇る宮吉は個人技で突破を図ったが星陵ディフェンスにボールを奪われ続けた。
試合は後半に3点を追加した星陵が完勝。
星陵はここまで4試合無失点を記録。決勝でも堅守をみせて勝利すれば7チーム目(首都圏開催4チーム目)の無失点優勝校となる。

決勝はともに北陸勢、初進出となる星陵との一戦に決まった。
富山は25度目、星陵は24度目の選手権出場。

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とられたらとりかえすシーソーゲーム

2014年01月12日 10時17分02秒 | 観戦記

第92回全国高等学校サッカー選手権大会 準決勝
富山第一 2 vs 2 四日市中央工業
     5 PK 3
22分 藤井 徹 富山
44分 中田 永一 四中工
57分 細木 勇人 富山
73分 井手川 純 四中工

2014年01月11日 12:05 キックオフ
国立競技場
晴 気温8.5℃
観客数22,228人

序盤からオフサイドをとられながらも四中工ディフェンスを切り刻んだ富山。2度のリードで試合を優勢に進めた。しかし、四中工も負けてはいなかった。リードを許しても冷静なプレーで粘り強く相手からボールを奪うと速攻から富山ゴールを狙った。
試合は2対2とドローのままPK戦へ突入。
四中工3番手の左利きフリーキッカー中田のシュートが、後半終了間際に交代出場した富山のGK田子に阻まれる。
結果、先行の富山が5人全員ゴールネットを揺らし初の選手権決勝に進んだ。

決勝はともに北陸勢、初進出となる星陵との一戦に決まった。
富山は25度目、星陵は24度目の選手権出場。

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ベテランのリベンジ

2014年01月01日 20時03分16秒 | 観戦記

第93回 天皇杯全日本サッカー選手権大会 決勝
横浜F・マリノス 2 - 0 サンフレッチェ広島
17分 齋藤 学
21分 中澤 佑二
2014年1月1日(水) 14:04 46,599人
国立競技場 14.0℃

改修前最後の国立で行われた天皇杯決勝は、リーグ優勝を逃したリーグ2位の横浜と棚ボタでリーグ優勝を得た広島の一戦となった。

今シーズンのリーグ戦で広島に2戦2勝と勝ち越している横浜は序盤から主導権を握った。
ディフェンスの要である中沢が広島のエース佐藤を抑え込み、チームの司令塔である中村が正確なパスとフリーキックで広島の守備陣を切り裂いた。
広島はスピーディーな横浜の寄せにパスを遮断された上、セカンドボールも奪えず前半に2失点。ビハインドを追う後半も終始自分たちのサッカーが作れず、5度目の決勝も無得点のまま試合終了。2年連続リーグ王者となった広島は、またしてもリーグ戦と天皇杯の2冠を逃した。

2月22日(土)に行われるゼロックス杯でも同所で同チームの戦いとなる。
広島は昨年に続く2年連続3度目のゼロックス勝利で横浜にリベンジを果たしたいところ。また横浜は4度目のゼロックス杯挑戦で勝てば初タイトルとなる。
現国立で最後にゼロックス杯を掲げるチームはどちらだろうか。

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