日本1-4コロンビア
今大会の日本は8年前のドイツ大会と同じ結果でおわった。対戦国の順も同等、違ったのは気温、失点くらい。流れは初戦ですべて決まった。
この試合は前にいかざるをえない日本のスペースをコロンビアが押し込むという展開。日本はシュートチャンスを作れたが同様に失点の確率も上がっていた。結果的に得点を取れなければこのように大敗する。
またグループリーグ突破を決めたコロンビアとしては消化試合といえる格下相手に8人のスタメンを変えたのも戦術というより気持ちでくる日本に対し、スタメン起用の強い気持ちをもった選手たちで迎えるという采配がうまく当たっていた。また追いつかれた直後のハーフタイムにハメス・ロドリゲスとカルロス・カルボネロを投入したことにより日本から完全に主導権を奪った。
たらればで意味がないが0-1のまま終盤になっていれば結果も変わったかもしれない。
もっともJ2でも苦戦していた今野を本職のボランチでないCBで起用しつづけたり、斎藤を起用しないなどザックの選手選びの盲目さや、日本人選手層の薄さを感じさせた。
また同組はギリシャがコートジボワールに勝利したため、コロンビアとギリシャの予選通過と日本の最下位が決まった。
これでまたしばらく07~10年のように日本代表は冬の時代になる。逆ににわかファンが減っていいかもしれない。しかし、問題はアジア勢の相次ぐ予選敗退によるアジア枠減少の危機。次のロシアへの道は険しくなるかもしれない。
ザックの犯した過ちは日本だけでなくアジアにも響きそうだ。
いまだ流れ続けるCMは寒々しく、白けるばかり。
・グループC
1.コロンビア 勝点9 得失点7
2.ギリシャ 勝点4 得失点-2
3.コートジボワール 勝点3 得失点-1
4.日本 勝点1 得失点-3
〇アジア
・オーストラリア
グループB 4位 勝0点
・イラン
グループF 3位 勝0点
・韓国
グループH 4位 勝1点