2007 J1 第12節
大宮アルディージャ 1 - 0 横浜FC
2007年5月19日(土) 16:00キックオフ
さいたま市浦和駒場スタジアム
曇一時雨のち曇 19℃
9,466人
裏天王山と称されたこの試合12節で勝点二桁台を刻まなければ降格が決定的という統計の下、開幕2ヶ月半にして早くも背水に立たされた2チームの一戦となった。
互いにチャンスをうかがい始めた15分突如スタジアムに突風が吹き荒れテントやスポンサー看板を倒していった。21分には空を覆った暗雲から豪雨が降り注ぎ始め試合が中断。ふたたび再開されるまでに20分の時間を擁した。再開後は大宮がバックパスに時間を費やしタイミングを失いつつも藤本を起点としたサイドアタックで横浜の守備ラインを翻弄する。横浜はあわや失点の場面も菅野の好セーブから失点を逃れる。
後半に入り横浜はパスをつなぎ大宮ゴールに攻め込むもあと一歩のところでミスが目立ちシュートチャンスを逃す。互いに攻め手を欠き集中力が途切れ始めた後半40分大宮が左CKに合わせた冨田のヘディングシュートがネットに突き刺さる。ロスタイム3分に突入するも横浜は決定的なチャンスをつかみきれぬまま勝負を終える。
わずか数日間の最下位脱出だった。今期加入したブラジル人トリオに加え久保、奥がベンチ外。要の山口もピッチに出せず終いで再び沈んだ窮地。限り無く今期降格の確率を高めたフリエだが可能性のあるかぎり希望を信じて勝利を掴んでほしい。