2014 Jリーグ ディビジョン1
第14節
2014年5月17日 14:04
埼玉スタジアム2002 54,350 23.6℃
77' 関根 貴大
浦和 1 - 0 C大阪
W杯によるJ1中断期間前最終節。代表選手発表直後ということもあり両チームに代表選手を擁したこの試合はチケットが完売したとのことだった。
もともと柿谷らイケメン?選手を擁していた上にフォルラン加入と人気が右肩上がりのセレッソとJリーグ屈指の人気を誇る浦和との一戦はチケット先行販売前から注目の一戦だった。
迎えた当日、天候には恵まれたが気温は高めとなった。
前半、浦和は人数をかけて守るセレッソに対し高いパスでトップの興梠につなごうとしたがセレッソの守備陣にボールを弾き返され続けた。対するセレッソはサイドからパスをつなぎ中央のフォルランにボールを集めたがフォルランのトラップミスやメンバー通しの動きが合わずシュートチャンスに運ぶことすら厳しい状況だった。
互いにミスが多くスコアレスドローのまま迎えた後半。セレッソは徐々に自分たちのディフェンスの網でボールを奪い、スピーディーなカウンターから浦和ゴールを脅かしたがシュートの精度を欠きゴールを奪えなかった。
そして後半77分、7分前に交代出場したばかりの今季浦和で唯一のユース上がりとなったMF関根が柏木とパスを交換しつつ右から中央へ移動しシュート。これが決まり浦和が先制。
その後も浦和が主導権を握った展開でセレッソゴールを脅かしたが追加点を奪えず、試合はそのまま1-0で浦和が勝利した。この結果浦和は首位で中断期間を終えた。
逆にセレッソは昨期リーグ戦で21点をマークしたエース柿谷がわずか1得点と不調。今日の試合でもマッチアップした槙野にあっさりと倒されボールを奪われるシーンが目立ち、W杯で挑む世界との差に不安を感じさせた。またウルグアイ代表に選出が決まったフォルランもチーム戦術の問題もあるが個人技レベルでも未だにキレのある動きがみられずW杯に向け心配すら感じさせた。
W杯メンバーにとって本番までの時間は限られている。なんとか調子を戻しファン・サポーターの不安を拭い去る活躍をみせてほしいところだ。