新型コロナウイルスによって、雇用にも影響が出始めています。
これで真っ先にあおりを受けるのは、非正規雇用の人。
私もその一人。
ただ、幸いにして、私の会社は、斜陽産業ながらもコロナショックの影響はあまり受けずに済んでいるため、無事に先週契約更新をさせていただけることになりました。
ところで、2月のこと。
厚生労働省が氷河期世代を対象に採用試験を行いました。
採用人数は10名程度。
私も応募し、筆記試験を受けてきました。
ちなみに、応募条件には、
- 直近5年内に1年以上の正規雇用期間がないこと
- 年齢
がありました。
そこで目にした光景・・・
非正規雇用問題の深刻さを肌で感じました。
あまり男、女と区別して語ってはいけないのかもしれませんが、この試験に来ていた受験者の男女比は半々。
これまで全然考えたことはなかった男性の非正規雇用の多さに驚きました。
自分自身が非正規を渡り歩かざるを得ず、実際に会った派遣や契約社員で同僚となった人は女性だけだったので、
"非正規が多いのは女性”
と思っていました。
でも、実際に男性の非正規雇用が私の想像以上に多いのか・・・ということを、この試験の会場で体感しました。
非正規雇用でもそれほど処遇が悪くない場合もあります。
都合であえて非正規を選んでいる場合もあります。
ただ、政府が就職氷河期世代に非正規雇用者が多いことを危惧して対策を始めたことを見ると、非正規雇用の不安定さ、収入面の低さ、そして末には少子化問題につながっていることがわかります。
収入が少ない故に、この世代から税収が得られないというお国の事情も大いにあるでしょう。
コロナショックで雇用の調整弁として非正規雇用者が対象となり、改めて問題化する日もそう遠くはないと思われます。
当事者として私自身の考えていることも、これからブログに書いてみたいと思っています。