スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

アラビア ファクトリー(フィンランドの旅)

2018-09-17 05:34:46 | 旅 ~海外

アラビア ファクトリーはヘルシンキ郊外にあり、フィンランドを

代表する陶器メーカーだ。2016年初頭まではここで食器の

生産が行なわれていたが、今は人件費の安い国外生産オンリーになった。

エントランスを入ると工場をお洒落にリノベーションした

カフェコーナーがある。アラビアアートデパートメント(アラビアアート部門)

はアラビア本社内に1932年に設けられた。

この日は休日だった為、ファクトリー内部はほとんど人気が無かった。

ここの壁には当社が生産した数えきれない程のデザインのお皿が

ディスプレーされていた。デザインのベースは白磁に濃紺のカラーで

丸をテーマにしたものとなっている。

2Fはアラビアの古い作品が並ぶアラビアミュージアムになっている。

1Fの展示コーナーを含め、人気商品の由来と現在まで至る開発

アラビア社の背景にある歴史について肌で感じられるようになっている。

大変見応えがあったのが、アラビア社製作の歴代作品の展示コーナー。

古くは1874年から今年の新作まで数多くのカップが陳列されていて

そこから時代の変化が読み取れる。

1枚目が最新作 2枚目が2000年頃のもの 3枚目が私が

生まれた頃の作品 そして4枚目が1874年から1876年の頃の歴史的作品。 

さすがデザインを売りにしている会社だけに空調の排気口も

デザイン化され、超お洒落。

展示室からベランダに出る一角のコーナーもモノトーンの

カラーの中で光と影が交錯し、素敵な空間となっている。

商売柄どうしても建物内部の内装、インテリア照明器具には

目が行ってしまう。こちらの照明器具もアールヌーヴォーの

においがちょっとして素晴らしい。

1階は綺麗で明るい内装のアラビア製品のアウトレット店舗になっている。

テーブルウェアのアラビア、イッタラ、テキスタイルのマリメッコ、

インテリア小物のヨハンア・グリクセンなどが人気があるそうだ。

こちらには日本人スタッフも居て、日本で買うより30%位安いらしい。

しかし免税手続きが大変だ。隣りの売場には北欧らしい生地や

ファブリックも扱われていた。

ショップの一番奥にはシンプルなデザインのドリンクコーナーが

用意され、一時の休息の場が提供されている。そういえば、

フィンエアーのビジネスクラスで出てきたガラス食器「イッタラ」は

3つの小さな足が付いていてとても素敵で印象深かったことを思い出した。

1階には、全面トップライトになった図書室がなぜかあった。

この日は休日の為閉館だったが、工場をセンスあるリノベーションを

するということもい洒落に変貌するのかと大変勉強に成った。