武蔵一の宮、氷川神社参道沿いの緑豊かな場所に立地する
伝統文化の拠点施設がこの氷川の杜文化館だ。
実は茶室を造るお話が来て、オーナー様、設計者、
当館の木造部分を施工した大工さんとともに
当館の見学、研修に来たのが入館の機会となった。
当館には正門から入るより、
氷川参道沿いの西門から竹林を抜けて入ってきた方が
ミニ嵯峨野の竹林の雰囲気を味わえてずっと良い。
竹に囲まれた小道が素敵で、日没には竹林を優しく照らす
LEDのライトアップが参道の雰囲気を
より一層溶け込ませていると言う。
和の建物には必要不可欠な中庭庭園もあり、
利用者の方に潤いを与えている。
この日は茶室の見学ということで担当した大工さんと
館の方から説明を受けた。
当館では茶室や華道以外に能楽、狂言、日本舞踊、
三曲などの本格的練習の場、活動の場として利用されている。
本施設は平成9年11月に開設。
敷地面積は2815.93㎡(約850坪)、建築面積は740.19㎡(約224坪)
鉄筋コンクリート2階建造になっている。
1998年には彩の国さいたま景観賞を受賞している。