スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

ベルモントガバナース・レジデンスホテル

2019-12-20 06:34:24 | ホテル・旅館

当ホテルはヤンゴンのダウンタウンの北西地方にあり、

周辺には多くの大使館があるエリアで、緑も多く残された隠れ家的リゾートホテルだ。

その後何回かタクシーに乗ったがタクシーの運転手もあまり知らないのには驚いた。

当ホテルは1920年代に建てられたロマンチックなコロニアル様式の豪邸を

ホテルに改造したものでミャンマー南部の州知事の

旧邸宅であった日々を彷彿とさせるホテルだ。

ホテルを囲むように広がる蓮池は幻想的な雰囲気をたたえ

ヤンゴン観光で一日過ごした後に眺める

その光景はまた格別だ。

チェックインは夜中を過ぎてしまったが、ぼんやりライトアップされた

リゾートの香りがする渡り廊下は南国の雰囲気がいっぱいだ。

チェックインカウンターとロビーもまさにリゾート的空間で

シティホテルとは全く違うテイストだ。

これがこのホテルの1階平面図。

ゲストルームは客室とスイートで49室とホテルの規模としては小さい。

彫刻をほどこしたチーク材の調度品と贅沢なシルクを組み合わせた

ゲストルームは清潔感と時代を超えた美しさが漂っている。

広々とした部屋は寝心地の良いダブルベットで

そこに天蓋カーテンが取り付けてあり、アラブの王様になったような気分だ。

実際は蚊がいるので蚊帳の役目を果たしている。

又、浴室コーナーがすごい。

小さな池に入っているような錯覚におちいる人造大理石製の

バスタブにはビックリした。

ドアの横にはチーク材で彫られた女神様のような札が掛けてあった。

よく見ると「Please Do Not Disturb」と彫られてある。

「起こさないで下さい」の木札だった。

通常、置いてあるのはスリッパだが、ここのは大小のチェック柄の

サンダルだ。スリッパは持ち帰りできるが、このサンダルは

仲間に聞いた所、持ち帰りはやめた方がよいという事になった。

とて、お洒落でほしくなったが・・・。

朝起きて中庭に出るとなんと孔雀が羽を開いて

逃げずにいるではないか。やや小さめの孔雀だが

やはり開いた姿は美しい。

他にも幾組かのつがいの孔雀がホテル内を歩いていたが、

この孔雀だけがシングルでいつも寂しそうに羽根を広げていた。

そういえばドバイのホテルにももっと立派な孔雀が居たのを思い出した。

ホテルレストランのウォークウェーの途中で

ゲストへのおもてなしとして、ビルマの竪琴(?)を

演奏して、民族的音色に異国の地にいることを強く印象付けていた。

この建物の木材はほとんど南国産のチーク材で造られており、

この階段、2階の大広間は他のホテルでは

味わえない渋く重厚な空間を造り上げている。

2階は最大150名収容できる会議用、パーティ用エリアになっている。

このバーではディナーの後、ミンドン・ラウンジでキリっと冷えた

カクテルを片手にくつろいだり、上質のワインのコレクションを

キップリング・バーでじっくり味わうのがお勧めだそうだが

グルリ見渡してシャッターを押しただけで終わってしまった。

さすが5つ星ホテルはよく整備されてある。朝にはミャンマー人が黙々と

庭掃きをしていたのが印象的光景であった。

ウォークウェーを境に左右に扇状プールと

蓮池を備えた庭園があり、よりリゾートホテルの雰囲気を

演出している。ミャンマーは一年中プールに入れる気候で

水着を持ってくるの忘れたのが悔やまれた。

ロマンテックなロケーションが魅力のマンダレイ・レストランで

昼食と朝食を摂った。ここではこの国を

「自分たちの知りうるのとは全く異なる」と

形容したラドアード・キャプリングの言った様に

エキゾチックなミャンマーを思う存分満喫できた。

これがビュッフェスタイルの朝食メニューの一部。

一部はウォーク・ウェーの一部に屋台のように食事を並べて

またまたリゾート的空間を造っていた。

塩・コショー入れもチーク材でできたパゴダ風という

こだわりよう。この品物はショップで売っていたが

買おうという気にまではならなかった。

よく教育されたボーイさんが一生懸命おもてなしサービスに

努めているのがよく伝わってくる。

所でボーイさんの服装はミャンマーの民族服ロンジー(巻きスカート)。

ミャンマーの国民の8割以上が仏教徒で普通の生活でも

男性も女性もロンジーを巻いていてサンダル履きの人が多い。

正門ゲートの所の植木もいかにも熱帯的な樹木だ。

ここバーミーズ・カリー・テーブルでは香り高い

ミャンマーのカレーや野菜料理、そしてエキゾチックな

ミャンマー料理が食べられる。