https://www.tokyuhotels.co.jp/hakuba-h/index.html
白馬東急ホテルは今年で60年の歴史を有する3つ星ホテル。
緑に囲まれた自然の中に建つ、上品でゆったりとした雰囲気の
国際リゾートホテルだ。
この建物は平成8年12月に建てられ、つい最近
リニューアルを終えたばかりだ。
趣溢れる吹き抜けのエントランス、フロントエリア。
北アルプスの迎賓館にふさわしい木と天然石の
コントラストが雄大な白馬の風景を眺望しながら
贅沢なリゾートステイが満喫できる空間を作り上げている。
特に天井の木の梁、柱の大木などが山小屋風の
ディテールが、とてもシックで大人っぽく
すっかり気に入ってしまった。
又、空間のポイント、ポイントに飾られた
ドライフラワー、木の枝などのワンポイント装飾が
とてもアクセントになっていて、さらに空間に深みを加えている。
これも気に入ったのでパチリです。
フロントの横にはさりげなく IL・VENTO(イル・ヴェント)
というショップの部屋が。
ここでは白馬ならではの名産品、スキー用品、トレッキンググッズ
アウトドアウェア等 白馬をさらに楽しめる充実した品揃えが並んでいた。
2階には広々としたバーラウンジ「ザ・ロッジ」が
大人の香り漂う渋さでゲストを迎えてくれる。
夜になるとカウンターバー内でカクテルをシェークする
音が優しく響きなんとも言えない心地よさを感じる。
1階には天然温泉の大浴場があり、その奥にはオゾンたっぷりの空気が
気持よい半露天風呂もある。
リゾートホテルに温泉があるかないかで
そのホテルの厚み、奥行きがずっと変わってくる。
さすが国際リゾートホテル。
ここではマウンテンバイク、シティサイクル、電動自転車などの
自転車レンタルを行っている。当然トップシーズンの冬では
スキーのレンタルをここで扱っている。
一時代前の温泉旅館の臭いがする卓球台が2台もあった。
ここでは浴衣でのプレーが似合うイメージがあるのは私だけか?
こちらが1日目の夕食会場、2階のレストラン「シャモニー」
豊かな自然に囲まれたメインダイニングルームで
欧風料理とワインとの素晴しいハーモニーを楽しむことができる。
レストラン内ではシェフによる生ハムのカッティング実演コーナーがあった。
こちらはボーイさんがデザートを作る実演をしていた。
この人は多少料理の素養がある人なのだろう。
心良く写真を撮らせてくれた。
レストラン内はL字型に成っていてなかなかクラシカルで重厚さもある。
広々していながら落ち着いた雰囲気がある。
お客の年齢はやはり年配者層が多く、ファミリー層はほとんど
見当たらなく今の日本の縮図的だ。
信州産のポークリエットと味噌パン 鹿肉のジャキー。
これは何と言っても盛り付けに注目だ。
意表を突いた発想だ。
味付けの素材としてソルト、オリーブオイル、
バルサミコ酢が用意されて出てきた。
骨付き生ハムのデュクパージュ、ロメインレタスと・・・
先ほどのカッティングしていた生ハムが使われているのだろう。
冷たいコンソメジュレとジュンサイロワイアル。
2本の揚げた麺みたいなものが見た目のアクセントになっている。
信州サーモンのチーズサンド・パートガダイフ
小茄子のコンフィーとカリフラワーのビューレ クリームバルサミコ
フレンチの料理法(ソース)の呼び名は難しい。
一つ一つ聞きたい所だが、面倒くさい。
信州産牛肉煮と牛フィレ肉のグリル赤ワインソース
クールジェットと温野菜。
北アルプスのブルーベリーとオレンジケース
オレンジの氷菓飾り 果肉入りオレンジソース・メレンゲクッキーと
尚、当ホテルのディナーは2部制になっている。
夕食を終るとファミリーの人達が中庭に出て来て
いくつかのグループで花火を楽しんでいた。
この光景を見るとしみじみ夏のバケーションという感を抱く。
翌日の朝食会場は前夜の会場と同じレストラン シャモニー。
ここでは軽井沢工房のスモークベリーベーコンのカット実演をしていた。
朝食からこの様な企画をするのは立派。
白馬東急ホテルの大きな売りの1つは質の高い
サービスということだが、随所にこのことは感じた。
ビュッフェスタイルのラインアップの中で変わっていると言えば
信州そばがあった。パンは木の箱の中に並べられ、
盛り方によって随分雰囲気が変わるものだ。
これが朝食会場風景。
外のウッドテラスの席でも外の空気を吸いながら
朝食を楽しむことができる。
白馬東急ホテル
当ホテルではロビーにおいて夏の期間
様々なイベントを企画して、おもてなしをしていた。
この日はロビーコンサートとしてオカリナコンサートが開かれ
しばし、リゾートでの音楽の世界に浸って
心静かな時を過ごすことができた。
他にジャズコンサート、親子で楽しむロビーコンサートの企画が
8月に計画、実施されていた。
2日目の夕食は2階にある日本料理「万葉」にした。
ここも時間が2部制で季節感あふれる山海の香りと
繊細な和みの心を大切に、いろいろな味覚を取り合せた
献立を堪能することができる。
五竜会席と称して先付け、八寸は本日のおすすめ料理、
お造りは五種の盛合わせ。
水雲真丈の吸い物
鮎田楽焼きの焼き物。
やはり川魚では鮎の味が繊細で一番だと思う。
丸茄子揚げ浸しの炊き合せ
台物 国産牛サーロイン鍬焼き
酢の物 白身魚洗い
ちりめん御飯、味噌椀 香の物
フルーツと甘味盛合わせ
中庭に出る所のウッドテラスの所で朝7時から9時まで
地元の新鮮な野菜などを販売する朝市が行われていた。
ここでの売りは3種の信州みそだ。
京都、知恩院の所でも紹介したが当ホテルフロントの横にも
外貨のイクスチェンジ機が設置してあった。
この機械ではUSドル、イギリスポンド、ヨーロッパユーロ他
オーストラリア、中国、韓国、台湾、香港、シンガポール
タイ、マレーシア、インドネシアの貨幣が交換対象に成っていた。
白馬東急ホテルは全面改修も終え、トータル的にグレードは高く
その上、より質の高いサービスを提供しようと
努力しているのが伝わってくる、素晴らしいリゾートホテルであった。