スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

ザ・サウザント京都

2023-03-13 06:10:23 | ホテル・旅館

京都タワーの見えるJR京都駅の烏丸口から徒歩2分、悠久の都京都の知恵とおもてなしに

あふれる次の千年の心地よさを追求した「千年ホテル」が2019年1月29日に開業した。

ホテル京阪チェーンが総力をあげて仕上げたフラッグシップホテルだ。

このホテルのデザインコンセプトはコンフォートミニマリズム。

一建築の中に2つのブランド、即ちザ・サウザント京都と京都センチュリーホテル

(築38年)のホテルが同居している。

この建物の設計を担当したのは東畑建築事務所、施工は竹中工務店がやった。

B1F、9F、RC新築と改修で客室は全222室ある。

この建物はグッドデザイン賞を受賞した。

風除室を入るといきなり素晴らしい竹林の光と緑のアートの坪庭が私達を迎えてくれる。

次のメインロビーに向かうにはこの木目調模様の魔法がかかったような不思議なトンネルをくぐって行く。

このトンネルをくぐると目の前になんとも妖艶で魅力的な動くアート「YURAGI(ゆらぎ)」と

「UTUROI(うつろい)」をコンセプトに風に揺らぐ情景や、季節ごとに移ろう心地よさを表現した

作品がやさしく迎えてくれる。

この作品はよくよく見るとハイテク技術は別としてコストがあまりかかっていないように見えた。

薄い衣とファンとLED照明でできている。

まさにアイディアのひらめきがこの作品を造り上げたといえよう。

行く前に写真で見た空間がなかなか理解できませんでしたが、

百聞は一見にしかず、素晴らしい空間が目の前に広がり即納得いたしました。

このホテル機会があれば是非一度は行くべきです。

館内へは京都の路地を彷彿させる通り庭を進み、抜けた先には

6階まで吹き抜けとなった圧巻のロビー、フロントが広がる。

当ホテルのアイコンのひとつ大階段が構えている。

その威風堂々な光景は各所知恩院をイメージしたものだとか。

最近のホテルは深刻化するプラスチックごみ問題を取り組んでいる結果、

歯ブラシ、ひげ剃り、ブラシ、シャワーキャップ、ヘアゴム、コットンなどの

部屋設置を取り止めている所が多くなってきた。

当ホテルもSDGsに則ったアメニティ、ゴミ問題に取り組んでいる。

この事を事前に知らないとホテルで有料で買うようになる。

ザ・サウザントHの掲げる千年の都に生きるサスティナブルコンフォートホテルのもと

客室のコンセプトは日常を忘れ静かに流れる京の時間を禅や茶道に通じる

引き算の美しさ、自然と調和する京町屋の美しさを取り入れている。

まさにシンプルイズベストだ。

尚部屋のゴミも分別ごみにしている。

その上通常各部屋に置いてある説明案内書類は一切ない。

すべてはこのタブレットの中に

もうすごいの一言だ。

又、建物部材のデザインも随所に町屋を思わせる

格子のようなデザインを取り入れて京都の風情を演出している。

椅子にも西陣の香りがする。

又ホテル館内でモダンアートにふれられる50点もの作品をパブリックスペースに

展示している。

その作品にふれるアートイメージツアーも定期的に行われているとか。

素晴しいですねー。

当ホテルでは朝食を和食と洋食が選択することができる。

ここ和食会場の「KIZAHASHI」がまた素敵で素晴らしい。

スミダマンは白木が真新しいカウンター席に通されたが、

大きな窓の向こうはミニ庭園に成っていて朝からやすらぎを感じることができる。

ここの朝食のこだわりがいかにも京都。

まずはお目覚めの一口として自然の旨の「お出汁」

京都の食文化のベース「お出汁」をいきなり直球として投げてきた。

これはすごい事だ。

ご飯も京都美山産の美し米を各人釜炊きで。

そして売りの平飼い卵のだし巻。

他では脇役のこの3つの売りを主役にご覧のおかずが主役をフォローしている。

2日目の朝食は洋食の「SCALAE」で。

スミダマンは訳ありでコーヒーのみ(理由は後日のブログでご説明を。

今回の旅で一番のサプライズが起きた為です。)

こちらも和食会場に引けを取らない素敵な空間が優しく広がっていた。

コーヒーカップも大人の雰囲気でお洒落。

売りのエッグベネディクトをはじめすべてがワンランク上の美しさと相方も絶賛していた。

洋食の「KIZAHASHI」と和食の「SCALAE」の間にある「TEA AND BAG」

ここは朝は閉じてのぞき見ただけ。

こちらは宴会場、バンケットルーム。

ホテル探検で無人のエリアを潜入した。

吹抜空間を取り囲む粗密格子。

壁は黒を基調としつつも温かみを感じさせる。

日本の伝統禅に通じる引き算の思想から生まれるシンプルなデザイン。

光、風、緑アートで艶を添える考え方。

「庭の体験」「光の体験」「おもてなしの体験」の3つの体験を柱に

ザ・サウザントホテル京都は次の千年の心地よさを追求しているホテルだ。


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