井上しんごブログ

北九州市議の井上真吾です。何かあったらいつでもどうぞ、私の携帯電話は070-5690-1423です。😄

令和6年2月議会 付帯決議に対する賛成討論 道路や公園の草刈り予算の削減を元に戻せ 部活動や体験活動など子ども予算の削減をせず元に戻せ

2025年03月06日 | 枝光地域

付託決議・賛成討論                           井上しんご

 

 

 私は議員提出議案第1号及び、2号、3号に賛成して討論します。

 まず初めに、議員提出議案第1号・除草費の削減についてです。

 これまで、公園愛護会や道路サポーター、河川サポーターを初め、行政財産の適切な管理に協力してきた自治会から、除草回数が削減されると多くの苦情が寄せらました。

 

 市長は、地域には負担をかけないと言われましたが、そのカラクリは、3月1日号の市政だより「地域は私たちの手で」の3ページ目の、公園管理の担い手として「北九州市公園応援団」の募集のことでしょうか。

 応募資格は市内の企業や団体で、活動は概ね月一回、公園の除草や清掃を行うとあり、今ある公園愛護会と変わりはありませんが、違うのは「活動に対する助成金の交付はない」点です。⭐️1

 

あと、自費で看板を設置できるとしています。一体誰がするんだろうかと思いました。

 公園愛護会では、公園の除草面積に応じて、わずかですが助成金が交付され、倉庫も市が設置しています。

 

 今回、新たに作られた公園応援団ですが、市は企業に入札等でインセンティブを与えるとし、市の工事入札を道具に、地元の企業をタダで使わせることに繋がるのではと危惧していいます。

 結局は市が管理すべき道路や公園の草刈りを、市が一円も負担しないで、こうした仕組みによって、予算を削減したのであれば、本末転倒です。

 本市はボランティアの活発な街です。しかし、貢献したいとする、市民や企業の善意を軽んじるやり方に違和感を覚えます。

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 次に、議員提出議案第3号・子どもに係る予算対する付帯決議についてです。

 ミュージアムツアーの廃止や、部活動で使うボールなどの備品購入費の全額カットが提案され、部活動の地域移行を拡充するためとしていますが、理由になりません。

 

削られたものは、子ども達への直接的な予算であり、その影響は計り知れません。これらは校外活動、部活動という子ども達の体験活動に対する予算削減であり、今回の付帯決議を受けて、従前通り手当することを求めるものです。

 

 今議会、棚卸しを推進する立場から、財源があれば手当したかった。苦渋の判断、思いは同じだが、ない祖では振れないとの発言がありました。しかし削減にあたり、行政が苦しんだ痕跡が見当たらず、機械的な対応で人情を感じられません。

⭐️3

 

 その結果が、今回の3本もの付帯決議です。市民の声を代弁する二元代表制として、執行部と議会、どちらが健全でしょうか。

通常、市職員も議員も地域密着で現場を知るものとして、それぞれ実情を把握し、市の政策立案や、議会での議論に、その声を役立てるものです。

しかし、今回は棚卸しという大号令の元、これまで何年にも渡って、現局、自らが予算を取ってきた事業にも関わらず、自らのこれまでの仕事を否定するかのように、必要性がない、他の政令市と比較した、棚卸しをせろと言われたからと、なんとも情けなく、現場の部局から、積極的に削減という手土産を、我先にと、市長に持って行った様はショックであり、悲しくもありました。

⭐️4

 

 その結果は、今まで協力関係にあった多くの市民から反発の声が吹き荒れ、まさに反乱前夜の様相です。自らが支えるべき市長の立場を危うくしています。市長が行政の全てを把握することは不可能です。だからこそ、現場を知る職員が、これは問題がある。これは削れないと、適切に助言すべきではなかったでしょうか。

 例え、市長にとって耳障りなことでも、市民の声として言うべきことは言う。激動の世にありて、必要なのはイエスマンではなく、意思をもつ職員です。

 

 今回の付帯決議を受け、二元代表制の、市長執行部、そして議会双方が、しっかりと住民の声を汲み上げ、政策に反映させるべく、市職員の皆様の市民の暮らし、子ども達の未来を守るべくとの、猛烈な奮起を求めて、私の討論を終わります。




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