① 市長の語る、宇宙産業や、人口増へ向けた産業振興や、市民の様々な夢を応援していく北九州市の実現など、イケイケの夢のある提案と、市長が現実に市政変革室などやろうとしていることとは矛盾していると感じます。
推進会議のやり取りを聞いていても、諭すような常識的な発言もあるが、身を切る改革とか、住民の反対運動が起こるので市の幹部の覚悟が必要だとか、公共料金の引き上げや、住民に痛みをお願いするなどの議論が交わされ、背筋が凍る思いがしました。
現場を知らない方が、言いたい放題、やりたい放題で、その結果、市民に痛みを押し付ける、それを、覚悟をもってやれと、市に要求する。当然、ここでの議論の方向性で、実際の痛みのプランが出来上がると思うと、その議論の方向性に懸念を覚えます。
北九州市にはポテンシャルがあると言われています。相撲で言ったら、中学生で身長が190センチで、体重100キロで、まだ体は仕上がっていないが、入門して、しっかり稽古すれば、将来立派な関取になる、そんなイメージでしょうか。
今はまだ目が出てないが、鍛えれば大物になるというのがポテンシャルだと思うのです。しかし、行革で身を削ってしまい、ひょろひょろで相撲が取れるでしょうか。
部屋に入ったら飯は5食、米や肉や魚、野菜、腹いっぱい食わせてもらえます。そして鍛えて、しっかり仕事ができる体になっていくものです。
今、北九州市がやろうとしていることは、立派な体を持ったポテンシャルがある本市から、身を削り、痛みを与え、飯を食わせず働かせるようなものです。こんなんじゃポテンシャルなんて活かせるはずはありません。
アクセルとブレーキは同時に踏めません。それだったらドリフトしてしまい、まっすぐ進めません。アクセル全開で本市のGDPを増やし、それで増えた税収で、市民に痛みではなく、恵みを与えていくことが武内市長の真の思いではないでしょうか。
市民に痛みを与える行財政改革を放棄することを求めます。市長の見解を伺います。