この感覚は初めてだったんですね。
八千穂高原から白駒の池駐車場へはおおよそ20kmあるのですが、多少のストレート区間があるものの、基本的にずっとくねくねの上りです。
また、自分としてはハンドルを切って曲がってという走り方をするのは好きだったりするのです。
ですが、今回、白駒の池駐車場に行く前に「ハンドルを切るのが飽きたなぁ」ってふと思ったんですね。
「もういいから目的地に着かないかな~」みたいなやつですね。
そう思ってからびっくりしたんですね。
尻が、腰が、痛い・・・そういうのはあります。何回もあります。
でも、走っていてハンドルを切るのが飽きた・・・は今までなかったんですよね。
こういう集中力が欠けるようになるのはやっぱり老化なのでしょうか?
還暦を越えて「老化がイヤだ」は概念としてあっても、だからと言って否定するものでもないのですね。
ここまで来てしまえば、そんなことを言ってもね、的な達観と言って良いのでしょうかね。
でも、こうやって明確に集中が切れたことを感じると、やっぱりハッとしてしまいます。
次に行ったときにどう思うかな~って思いました。
ちなみに、帰りはそんなことを思うことも無く、労せず八千穂高原に着いているんですよね。
むしろ、わりと早かったね、くらいな感じ。
何が違うのでしょうか?
しかも短かったとは言え山歩きをした後なのにさ。
そうそう、帰りはじめの白駒の池駐車場は雨がザンザンだったのですが、八千穂高原ICあたりは雨が上がりかけていたのですね。
佐久南ICまで中部横断自動車道の無料区間を走行するのですが、前を走るBMWはその前を走る車について走っているから、そのsplashを一身に受けており、そのためワイパーも忙しく動いているのがかろうじて見える。
かたや自分はけっこう距離を開けて走っているからもうワイパーはたまにレバーを上げて動かすくらい。
「その位置で走るの、面倒くさくない?んかな・・・」と思う。
どのみち一車線なので急ごうが何しようがさほど変わりもしないはず。
クルマの位置取りはそこがベストなの?そう思う瞬間でしたね。