olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

アニメや映画を見る前に

2016-02-14 | 2年生
うちにはテレビがありません。
時間つぶしのためだったり、何かのご褒美として
パソコンやスマホでアニメを見せる
なんてこともなかったので、
幼児期に映像文化に触れることは
ほとんど無かったと言えます。

見るとすればスーパーや病院の待合室、
あとは空港や飛行機の中くらいかな。

なので、流行りの番組はもちろん、
ディズニーもジブリも
ムーミンもハイジも
トムとジェリーも名作劇場(古い)も
知らない子でした。

ところが、小学校ではアニメを見せるんですね。
おとなしく待たせるために。
それでちょこちょこ彼のアニメ体験も増えてきました。

図書館にはディズニーやジブリのアニメを
絵本にしたものが置いてあるし。


正直、いやだなぁ、と思いました。

いつかは見るかもしれないけど
なるべく先に延ばしたいし、
せめて先に原作を読んでほしいな、と。


で、
そうだ、何かの拍子に映像化されたものを目にしてしまう前に
原作を読んじゃおう、と思いつきました。

2年生の時のことです。

まずはムーミンを読みはじめました。
図書館で、アニメキャラが描かれていない
ムーミン童話集をチョイス。

正解だったと思います。

ムーミンたちの森の生活。
そこで起こる事件はけっこう容赦なく
逃げ場のない災難だったりします。
毒抜きされたアニメには無い独特の雰囲気。
(初期のアニメは結構怖かった気がするけど)


子どもにとっては
これまで触れたことのない雰囲気で
ちょっとドキドキするけど魅力のある世界だったのでしょう。
2年生にとっては長いお話しですが、
ぐいぐい惹き込まれていました。

1冊読み終えると
自分で次を借りてきて、
私が読み聞かせるのを待てずに一人で読み進み、
案外あっという間に全巻読み終わりました。



それから何か月かして
初めて映画を見に行ったとき、
たまたま劇場版ムーミンの宣伝が流れていました。

それを見た息子、
「・・・ムーミンって・・・こんなの?」
と固まる。

そして、「このムーミンは見たくない」と言いました。
彼の頭の中のイメージとは
まるで違うものだったのでしょう。


うん、やはり先に原作に触れておいて良かった
と思った出来事でした。



その後、3年生で「はてしない物語」と「モモ」を読みました。

「はてしない物語」は、
私自身が子どもの頃、先に映画を見てしまい、
それが「・・・」だったので
原作を読む気を無くし、
長らく面白さを知らずに過ごした
苦い経験があったので、
原作から読ませたいものの筆頭でした。

「モモ」は先に原作を読んでいたけれど、
映画を見て
んー、気持ちはわかるけど、違う!
と思ったものです。


近いうちに「指輪物語」、ハリーポッターシリーズ
読ませたいと目論んでいます。
間に合いますように!

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