建物設計に付随する作業として、外構計画・設計があります。
その中でも、植栽計画は頭を悩まします。
建物用途に応じ、日当たりなどの条件も考慮しetc、いろいろ考えているときりがありません。
一方、植物学者ではありませんから、知識にも限界が・・・・
とは言いつつも、どうにか選定していきます。
今回の施設は医療系複合施設です。
造園の専門家にアドバイスを受けながら
四季に応じ、楽しめるセレクションにしました。
建物設計に付随する作業として、外構計画・設計があります。
その中でも、植栽計画は頭を悩まします。
建物用途に応じ、日当たりなどの条件も考慮しetc、いろいろ考えているときりがありません。
一方、植物学者ではありませんから、知識にも限界が・・・・
とは言いつつも、どうにか選定していきます。
今回の施設は医療系複合施設です。
造園の専門家にアドバイスを受けながら
四季に応じ、楽しめるセレクションにしました。
保育園に通う子どもたちは、大人が予期せぬ行動をすることがあり事故やケガにつながることがあります。
ここでは、保育園でのケガや事故、それを未然に防ぐための対策方法などをご紹介します。
幼稚園・保育園内で多い転倒・衝突・遊具遊びでのケガ
保育中のケガで多いものにはどのようなことがあるのでしょうか?
多くの保育士さんたちが危険を感じたシーンには次のようなものがあります。
【転倒】
【衝突】
【遊具使用によるケガ】
【それぞれの子どもの性格を把握する】
【ケガをしそうな危険箇所の確認と対処】
【遊びに適した服装の指導】
【年齢の離れた園児が遊ぶときは時間や場所をわける】
【危険度が高い遊びは必ず大人がつく】
【子どもに何度でも言い聞かせる】
〇最後に設計時(建築側)にできる安全対策を少し紹介します
・コンセントは床から1500以上またはシャッター付き
・吊戸棚は耐震ラッチ付き
・建具の指詰め防止(建具吊元側に隙間が空きます)
・床フラット型のサッシ
・レバーハンドルは突起の無いもの
・棚には落下防止措置
・衛生器具の転落防止ふた
etc
そのほかにも、様々な工夫を凝らして、安心サポートをし、
保育士さんが建物の危険個所に神経をすり減らすことなく、保育に専念できる施設を目指しています。
とはいっても、これらの細かな安全対策、は行政の認可の最終確認で詳細にチェックされます。
指摘されてから、是正工事なんてしたら、大事件。
予定していないお金と工期がかかり、開園にすら影響が・・・・
当社にご依頼の施主様の中には、1回目に不慣れな業者さんと組んで園を作り、
この是正工事でご苦労されて、2園目からは当社にご依頼された方が多いのが特徴です。
保育園は、普通の建物ではやらないことばかりですから、戸惑う業者様が多いのは、よくわかります。
SOU建築の保育園特設サイトはこちら↓
しばらく前の訪問です、
新宿 せいがこども園
こちらは、大きな空間を仕切って様々なコーナーを設置し、
活動に応じて、子どもたちが行き来するこども園です。
このコーナーの作り方・工夫には関心させられます。
編成としては
2歳はクラスを形成していますが。
0・1歳のまとまりと
3・4・5のまとまりに分かれています
2歳以外は縦割りの異年齢でまとまりを作っているということになります。
2歳のみが独立しているのは、生活の基本的な部分の多くを集中的に習得する時期だからとのお話でした。
最近のこども施設は、学年別の完全な横割りのクラス編成から、
0.1.2までは横割り(同学年でまとまる)、それ以上は縦割り(異年齢集団でまとまる)また、2歳は横わりとか
小学校への準備期間として、5歳のみ横割りで同学年クラスとか
まとまりの考え方が園の方針により、まちまちです。
そういう意味で、園舎の設計は将来的なクラス編成も見越した計画が必要になります。
「決まったら教えてくださいね!」的な受け身の設計では、園のご期待に沿えず、発注者である園様と同行して、様々な園を視察したりしながら決めていきます。
こども施設に限らずですが、建築技術を超えた、コンサルタント的なアドバイスを求められる日々です。
保育園を新たに建築しようとしたところ、建設反対の近隣住民の理解を得られず中止になってしまうニュースを目にすることがあります。
どうして保育園建設に否定的な人が多いのでしょうか?原因や解決策などについて見ていきましょう。
大阪府「子ども施設と地域との共生に向けてー子ども施設環境配慮手引書ー」より抜粋
騒音だけではない近隣住民とのトラブルの例
保育園建設に反対する人の多くの理由は騒音です。
「子どもの騒がしい声が一日中聞こえる」「お迎えの保護者の声がうるさい」など音に対して不安を持つ人が多いのが現状です。
今まで平穏に日常を過ごしてきたのに、施設ができることで騒がしくなり「これまでのように静かに暮らしていけないのでは…?」と不安視するのも無理はないかもしれません。
しかし、保育園建設反対する人の理由は騒音だけではないのです。実際にあった近隣住民とのトラブルの例をご紹介します。
【保護者の車が違法駐車】
保護者が車を保育園の敷地内ではないところに違法駐車したことで、近隣住民とトラブルになったケース。
車を利用して子どもの送迎をする保護者もいますが、当然保育園の敷地内に停めるべきです。
しかし、空きスペースがないからといって駐車禁止のスペースや、他人の私道へ駐車することでトラブルに発展してしまいます。
【子どもの行動を見ていない】
送り迎えの際は、他の保護者との情報交換や世間話に花が咲くこともあります。
しかし、保育園の外で親同士が夢中になっておしゃべりに興じているあいだに、子どもが危ない行動をしたり、他の人に迷惑をかけたりして近隣住民が嫌な思いをすることもあります。
【交通量の増加】
保育園建設で確実に交通量が増えます。車だけでなく、自転車が猛スピードで走ってくることで、近隣住民が危険に感じることもあるようです。
交通ルールを守らず、他人への配慮を欠くことで、古くから住む住人とトラブルになりがちです。
内装の工夫でできる防音対策
保育園建設で一番懸念されるのが騒音ですが、内装を工夫することである程度の防音対策になります。
防音対策にはどのようなものがあるのかをご紹介します。
【窓の二重化・二重サッシにする】
一般的に窓に使われるアルミサッシは、値段が安い点ではメリットですが、防音効果が低く、暖房効率も悪い点がデメリットです。
防音効果が高く、暖房効率が良いのが窓の二重化です。
比較的安く、しかも簡単に設置することができ、既存の設備にも追加の設置が可能です。幹線道路沿い、線路沿い、
空港の近くの建物など騒音が激しい住居や公の施設でも、防音対策として二重窓や二重サッシが使われています。
【吸音材を入れる】
音を吸収してくれる特殊な吸音材を天井や壁の内装に使用することで、子どもたちの騒ぐ声が響くのを和らげたり、
逆に外から聞こえる交通騒音も抑えたりすることができます。費用も比較的安価なので、負担は大きくないところが魅力だと言えます。
【ジョイントマット+防音カーペットを敷く】
保育園で多いフローリングはとても音が響きます。小さな子どもの足音でも響くので、ジョイントマットや防音カーペットを敷くことで緩和されます。
マット、防音カーペットのどちらかを使用するよりも、二つを組み合わせて使うことでより効果が得られます。
【遮音カーテンを設置】
カーテンは光を遮る効果だけでなく、音も遮ることができます。遮音カーテンを設置することで外に漏れる音を軽減することができます。
保育園建設を反対する人が増えた一因は「社会の変化」
人はみんな赤ちゃんとしてこの世に生まれ幼少期を経て大人になります。そして実際に自分の子どもを育てた子育て経験のある人でも、
保育園建設に反対している人がたくさんいます。どうしてそのようなトラブルになるのでしょうか?
【時代の変化】
一昔前と比べると劇的に日本の環境が変化しています。子どもを成人まで育て上げた世代の方々が子育てしていたころは、
「父親が外で働いて、母親は家で家事や子育てをする」といった家が大半でした。
しかし、高度成長期と比べると今の日本の経済は厳しくなっており、共働きしなければならない家庭が増えています。
また、女性が会社で男性と同じように活躍できる時代になったことも、共働き世代が増えた背景にあります。
経済や社会の変化とともに核家族化も進み、おじいちゃん、おばあちゃんといった上の世代と同居する世帯が減り、
保育園に預けなければ働けない家庭も多いのです。
そのため少子化ではあるものの待機児童が増え、社会問題にもなっています。保育園の増設が望まれているため、
今までなら候補に挙がらなかったような土地までが建設候補地になりトラブルになるケースがあります。
【地域コミュニティーの希薄化】
昔は悪いことをしたら近所の人が怒ってくれた、隣近所との付き合いが深く、家族同然の付き合いあった、
というように地域のコミュニティーが強い時代がありました。
しかし、現代は子どもへの犯罪も多く、近所の人でもあいさつをしない、仕事が忙しく近所づきあいが一切ない
という家庭も増え、地域コミュニティーの希薄化が進んでいます。
子どもと社会が分断されることで、子どもを地域全体で受け入れようという意識が少なくなりつつあります。
保育園を受け入れてもらうために住民との交流を
保育園を建設したい人、反対する人、どちらが正しくどちらが間違っているということではありません。
受け入れてもらうために、話し合いの場をしっかりと持ち、反対の理由を1つずつ吟味する。
そのように真摯な対応を続けることで、近隣住民の理解を得られたケースもあります。
すべての人が幸せに暮らせる地域にするために、「お互いが納得するまでコミュニケーションをとり、
お互いの耳を傾けること」、それをなくして解決することは難しいでしょう。
参考資料
SOU建築の保育園特設サイトはこちら↓
しばらく前の出来事です。
(最近は、子ども施設への訪問は差し控えています。)
ほんのすこし遠出で岩槻市の恵泉こども園
学生の頃、調査で訪れて以来、25年以上ぶり。
昔は幼稚園でしたが、数年前「こども園」に変わったそうです。
園舎自体はだいぶん使い込まれていますが、この園は半屋外空間がとても上手に設けられ、活用されています。
細かな部分も、様々に工夫されていますが、あいにく子どもの顔がばっちり写り込んでいるので、ご紹介できず・・・・でした。
保育園や幼稚園への侵入窃盗が多いことをご存じですか?
夜間が無人になることが多く、窃盗犯から狙われやすいのです。
子どもたちを預かる大切な場所だからこそ、安全を徹底するための防犯対策をご紹介します。
じつは多い保育園への侵入窃盗
どうして子どもを預かる場である保育園が窃盗犯に狙われるのでしょうか。その理由には以下のようなものがあります。
【夜間が無人になる】
24時間保育園でない限り、一般的な保育園は夜間が無人になります。
職員は仕事が終われば自宅に帰りますし、すべての電気が消えていれば無人であることを証明しているようなものです。
確実に誰もいない時間がわかるため、狙われやすいのです。
【防犯意識が低い】
保育園には「泥棒が入らない」という先入観を持っていることが、被害が続く原因ではないでしょうか。
「狙われるかも」といった意識で現金などを管理していないケースが多く、窃盗犯もその防犯意識の低さをわかって侵入します。
金庫の中にはある程度の現金を保管していることも多く、それを事前に把握している犯人に狙われます。
狙われるのは現金だけではありません。パソコンなどの家電も盗まれることがあります。
【防犯対策が弱い】
一般的な会社よりも、保育園は防犯対策が弱いところが見受けられます。
防犯カメラなどの設置はあっても、赤外線センサーや電気錠などで2重、3重と対策をとっているところが少ないのも現状です。
そのため、窓ガラスを割れば簡単に侵入できるところもあるでしょう。
以上のように、「確実に無人になる時間があって、侵入しやすく、意外とお金になる」。
これらが窃盗犯に狙われる理由と言えるでしょう。
死角をなくし、出入り口は人目につく場所を
犯罪者は、人目につくことを恐れます。目撃者がいることですぐに足がついてしまう可能性があるからです。
「誰かに見られているかもしれない」という不安感は、犯罪の抑止力につながります。
【死角をなくす】
背の高い植物を密に植えていたり、一部分が周りから見えにくくなる箇所、いわゆる死角が建物まわりにあると、犯罪者が影に潜むことができるため危険です。
屋外の空間(園庭やバスの駐車スペースなど)は外を歩く人や敷地内を歩く人、建物内にいる人、すべてから見えやすい設計にしましょう。
また、園庭などの屋外空間はできるだけ開放的に作り、閉鎖的な空間をできるだけ作らないようにしましょう。
最近ではプライバシーの保護のために、外から見えにくい目隠しフェンスなどもありますが、オープンフェンスのほうが外からもはっきり見えるため、犯罪の抑止につながります。
【出入口は目立つ場所に】
出入口が入り組んだ場所にあったり、人目に付きにくい場所にあったりすると、各段に侵入しやすくなります。
出入口は人目に付きやすい目立つ場所(大通りに面した場所、集合住宅に近い場所、人通りの多い場所など)に作ることで犯罪抑止力につながります。
出入口だけでなく、2階のバルコニーの掃き出し窓が最もピッキングされやすいところなので、平屋でなく複数階でバルコニーを設ける場合は、人目に付きやすいところに作ることが大切です。
内装の工夫でできる防犯対策
窃盗などの犯罪を防ぐためには、「防犯対策がしっかり施されているから、侵入しづらい」と思わせることが大切です。
つまり、狙われるスキを与えないということです。
内装で工夫できる防犯対策について見ていきましょう。
【視覚でガード】
前述した、死角を作らない、出入り口を目立つ場所にすることは視覚的に犯罪をガードする効果があります。
他にも、警告用ステッカーで「窓ガラスが割れたら警報音が鳴ります」といったものを貼っているだけでも抑止につながります。
防犯灯、防犯カメラ、防犯ベルなどを目立つところにあえて設置することで「防犯対策をしっかりしている」ということをアピールできます。
【音でガード】
侵入することで音が出る対策をとっていれば、犯人が侵入しにくい状況となり犯罪抑止につながります。
例えば、窓ガラスが開くと大きな音がでるブザー、侵入者が赤外線センサーを遮ると警告音が鳴るものは、音で周りに知らせて抑止します。
また、ホームセンターなどでも手軽に購入可能で、家庭でも防犯対策として使われていることも多い、防犯砂利を敷くことも効果的です。
石一粒が大きく、大きな音が鳴るのが特徴で、踏むと76.5dB(デシベル)以上の音が出ると言われています。
【光でガード】
人が近づくと自動で明かりがつくセンサーライトは、明かりがつくことで人の接近を周りにも知らせます。
他にも、実際には無人でも設定の時間に点灯したり、消灯したりする照明もあります。
園内に明かりがついていれば、「人がいる」と感じて狙われにくくなります。
2重、3重の侵入対策でガード
ご紹介した対策方法のうち、どれか一つではなく、いくつも組み合わせることで2重、3重のガードができます。
他にも、カギを2重ロックにするなど施錠箇所を増やす、壊せない頑丈なものにする、などカギを壊しにくくすることでも侵入しにくくなります。
また、狙われやすいバルコニーですが、植木や室外機など足掛かりになるようなものは置かないようにしましょう。
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