大人気の吹き抜け空間、モダン住宅では吹き抜けは必須、との意見さえあります。
とはいえ、温熱環境的にはかなり過酷です。
この温度分布の写真は「前 真之先生(東京大学 准教授)」が執筆された日経アーキテクチュアの記事から抜粋させていただいたのものです。
通常天井高さの部屋は、エアコンでどうにか温度分布が均一なのですが、
吹き抜けの方は温度幅がとても大きいのがわかります。
特に「ファンヒーター」の温度分布は、まさに炎みたいに熱が上昇し、とても衝撃的です。
私たちの設計の住宅では、「床暖房」か「プロペラ(シーリングファン)」かを、吹き抜け設計時はかなり強くお勧めします。
「プロペラ」はデザイン的に気になるというお客様もおおいのですが。