のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2022.03.19のお稽古

2022-03-22 20:26:03 | 茶道
今日は雪です。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言うのに、昨日のお墓参りあたりから急に冷えてきたと思ったら、雪が降るとは・・・

幸いお稽古日は、春風が気持ちよく、釣り釜を揺らします。
花月の稽古です。
平花月で基本を復習したいところですが、花が無いまま進めるのは淋しいので三友の式から始めます。
三友の式は、十三代円能斎によって好まれた式で、花を入れ、香をたき、薄茶を点てるところから名付けられました。

真の花入れからいれます。
貝母ユリ・月光椿
唐銅の鶴首・矢筈板

次に草の花入れ。
木瓜・寒芍薬(クリスマスローズ)
備前の筒。翌日が利休忌なので、般若心経の彫りがあります。
薄板は、杉木地を用いるのですが、置けませんので丸香台です。

釣り花入れ(萩の掛花入れ)には白玉椿。
行の花入れ(美濃の旅枕)には鶯神楽・黒椿。薄板は蛤端
床柱には笠間焼の蹲る。花は山茱萸・玉之浦椿。
と順次入れます。

月が香を焚き、床に飾ります。

山雲棚にご本の水指、桜絵の茶碗、樺細工の中次、桜材の茶杓を取り合わせました。

薄茶は菓子付きとなり、四服点てます。

最後は一二三之式です。
亭主の点前を客は、十種香札を用いて点数をつけます。

点前は、小習の「長緒」です。
桜材の茶杓は、濃茶には使用しません。

十種香札の扱いを習います。
点数の高い順から
月の一、二、三
花の一、二、三
数字の一、二、三
となります。
亭主役は、緊張で頭が真っ白になってしまったようです。


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