花 山茱萸(さんしゅゆ)・曙椿
待合の短冊
「桃花千歳春」(とうか せんざいのはる)
三月を迎えました。釣り釜を設えて席入りから稽古開始です。
棚 山雲棚(鵬雲斎好)
水指 御本
● 茶碗荘(I)
菓子 練り切(桜)
茶碗荘は、茶碗の扱いが添え手扱いになります。
茶は古帛紗に乗せて出します。
● 後炭手前(Y)
羽・蓋・鐶かけ(鐶は付いているので持ち出しません。このタイミングで小上げをします)
五徳は入っていませんので、初掃き・中掃き・後掃きは一緒です。
● 貴人点濃茶(K)
半東が付いて貴人に運びます。
● 重茶碗(Y)
一椀目を出して服加減を聞いたら、続けて二椀目を練ります。
中仕舞はしません。
● 入子点(I)
干菓子 うすき せんべい(大分県)・花七宝(式亭)
拝見と水次は省略するのが決まりです。
茶碗 仁清 桜(文月 和香作)
● 茶筅荘(薄茶)(K)
茶筅荘は、茶入・茶碗・茶杓以外の道具に由緒がある場合(茶席開きで頂いた等)の点前です。
この点前に限って薄茶も出来ます。
客は、柄杓を引いたタイミングで由緒を訊ねます。
茶碗 仁清 山桜(加藤 松香作)
棗 雪月花棗(土居 義峰作)
茶杓 春慶塗
湯がたぎるにつれ、ゆらゆらと釜が揺れる風情はゆったりとした気分になります。
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