ついについに
最終回をむかえた「子連れ狼」。
拝一刀(萬屋錦之介)対柳生烈堂(佐藤慶)
のガチンコ最終決戦である。
なんと、将軍様も固唾を呑んで勝負を見守った
世紀の対決なのだった。
あの一刀が死ぬわけ無いじゃん!と
誰もが思うが、しかし!!!
これはハリウッド映画では無く
修羅の道を行く「子連れ狼」の最終回なのです。
甘っちょろいはずがありません。
闘いは
野球の延長戦がいつ終わるかと思うくらい延々と続くありさま
といいましょうか
マッチポイントになっても競り合う
バレーボールの試合みたい・・といいましょうか・・
真剣白刃取り対決、寸止め合戦・・
互いの力が互角である様をいやというほど
見せ付ける壮絶な闘い
が延々と続きます。
お互い体中から血が吹き出て
いつ倒れてもおかしくない様な
シチュエーションでいながら 戦い続ける
まさに死闘!というに相応しい内容でした。
しかも父と同じく白装束をまとった
幼い大五郎までもが果敢に
烈堂に向かっていくなど、涙なくしては見られない最終回。
ここまで書いていてもう筆者の目頭はじんわり熱くなっております・・・
中盤 意識朦朧とした一刀の姿と共に
父子のそれまでの過酷な旅の映像がこれでもか!と流れるに至っては...
ムクムクとした子犬のような体つきがなんとも
かわゆい、二代目大五郎(萬屋版で)佐藤たくみくんの健気な姿は
万人のナミダを誘ったことでしょう。
そして
無敵の一刀にありえないことが起こります。
顔が紙のように白くなって・・・・
涙を見せたことの無かった大五郎の目から大粒の涙がこぼれ!!
わ~~~~~っ!!!(動揺)
不滅の命、輪廻転生を説く一刀の声が朗々と響きわたり
いいしれぬ感動を呼びます。
冥府魔道を歩む剣客としての凄みに加え
父親としての情感をあますところなく
演じた
錦ちゃんでなければこの役はおさまらないなあと
あらためて思わせた瞬間でした。
ど~~~ん・・・・と何か真っ向からくらわせられたような
なんともいえない後味が残る・・傑作時代劇の最終回でした。
素晴らしい演技だった。
又、殺陣が凄い!
無駄な動きがなく次々と鮮やかな刀裁きは見事の一語に尽きた。でも最終回のスト‐リ‐が柳生の手下の陰謀による負傷で既にハンディがあったから‥何となくこの点だけが残念な感じかな。柳生烈堂役の佐藤慶さんも見事な演技でした。
俳優陣が超一流だから見てて引き締まる。
ちなみに子役の大五郎は最初の子役の方が何となく?子供らしいと言うかあどけない感じを受けました。
萬屋錦之介さんの言わば最小限の重みのある台詞と殺陣、やはりこれに尽きますね!
素晴らしい時代劇でした。
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、
萬屋錦之介さんの拝一刀は抑えた演技の中にも
ピンと張りつめた殺気が漂い、すごいですよね。
気迫ある殺陣は圧巻ですね。
親子の深い絆も描かれていて
素晴らしい作品だと思います。
時代劇には日本人の心が宿っていますね。
このような一流の時代劇は
日本人の財産だと思います。
よろしかったらまた遊びにいらしてください (^.^)
コメントありがとうございます。
「さすらいの狼」未見です!
ぜひ見たいです。どこかで放送してくれないかな。
「十文字の竜」という
名前だけでも凄そうです!錦之助さんは
いつでも何処でも大スターオーラを放っていましたね~~♬