昼下がりのテレビの中で
美しい女性が絵描きの前でポーズをとっていた。
若き万田久子さん!
艶々の長い髪は今も健在だけど、お顔はいくぶんふっくら、
大輪の花のように華やかで思わず見とれてしまいました。
あのような女性が街を歩いていたら
蟹江敬三でなくても魅せられてしまうでしょう。
画廊に勤める加奈子は、鎌倉に住む画家(浜村純)に
絵のモデルを頼まれ、通っているうちにヤク〇の組長鳥井(蟹江敬三)に見初められてしまう。
しつこくつきまとわれ、花束を贈られ
画廊に現れ高額の絵をポンと買う
鳥井に戸惑うが・・・
大学の助教授で、自分の出世しか頭にない夫(斎藤洋介)と比べ
純情で一途に自分を求めてくる鳥井。
監督はロマン〇ルノの名匠 田中登なので
シリアスで、色っぽくてじとっとした(;'∀')展開かと
思いきや?(蟹江さんなら、なんでも出来るし!)
意外にもプラトニックな展開だった!!
関西弁でどことなく憎めない鳥井と、万田さんのやり取りが
微笑ましく
爽やかな後味のドラマでした。
万田さんは、もっといろんな役を見せて欲しい女優さん。
原作は直木賞作家の有明夏夫。
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