これも実験してみました。
昨日のイメージはイメージではあるのですが
トップの切り替えし。。。で
重心位置をシャフトよりも前に出すイメージで
始めると、概ね 同じ振り感であっても
ヘッドスピードは高くなり、インパクトロフトも締まり
ボールスピードも勿論高くなります。
ロフトが締まっているので、スピンも抑えられ
飛距離の出る弾道になりやすい。
その逆に 思いっきり 重心位置が後ろ(右)に
残るイメージで打ってみると
ともかく ヘッドスピードが上がらない。。。
クラブは重いし、複雑な重さはかかるし
ボールスピードも上がらず
打っても、打っても スピンと高さに
エネルギーが化けてしまう。
そればかりで無く、何球か打つと
ともかく 腕回りが疲れる、疲れる。
概ね スライスの佃煮 のようになってしまいます。
ヘッドスピードで言うと
3ms位の差が出てしまいます。
われわれ、おじさんになって
体力増加、筋トレによって 3msのスピードアップ
をするのは 至難の業です。
不可能とは言いませんが、
不可能と言いたい
ここのところを気を付けていけば
ヘッドの重さを ヘッドスピードに加算出来るのですから
是非 その感じ を
打撃練習ではなく、室内の
クラブとの戯れで掴んで欲しいと思います。
多くのゴルファーは飛ばしたい
という気持ちから 切り返しを急ぎます。
気持ちは分ります。
でも、必要以上に 重心位置をシャフトよりも
後ろ・右に倒してしまえば
サイドブレーキを踏みながらのアクセルワークに
なりがちです。
体への負担も少なくない。
同じ弾道を打つメカニズムも数段複雑に
なりますから、練習は欠かせなくなる…
重心を右に倒してしまうスウィングでは
ヘッド重量は邪魔ものになりますから
軽いヘッドが欲しくなりますし
それによって捩じられてしまいやすい
動くシャフト・柔らかいシャフトは
ご法度となってしまう。
となると ゴルフクラブに飛距離の援助を
お願いできなくなります。
飛距離は体力・技術ともに
完全に 自分主導になってしまう。。。
それでは モッタイナイ
急いでテークバックを取る
急いで降ろす
のは 実は 飛ばさないコツ というか
体力勝負・技術勝負になってしまう
ドライバーショットの基本は
自分の基礎体力なりの
締まったロフトで打撃すること
それには ヘッドの自由落下を
自分のヘッドスピードに組み込む
クラブとの共存は不可欠だと思います。
アイアンはほどほど打てるけれど
ドライバーになると。。。それが~~~
という アマチュアゴルファーは少なくないと思います。
重心距離にばかり焦点が当たりやすいですが
ウッドの苦手なゴルファーにとって
カギになるのは 重心深度なのだと思います
アイアンとなると キャビティの深いタイプのモノで
あっても 重心深度はせいぜい3~5mm程度
シャフトの直径は約1センチ(10mm)
ありますから シャフトの延長線上にある
と言っては過言ではありません。
ウッド、ドライバーとなると 3センチはあります。
(30mm----10倍ですね)
ゴルフクラブの重心位置がスウィングに対し
一番大きく影響を与えるのは
この姿勢ではないと思うのです。
勿論 テークバックも重要ですが
ここは 人間の動作、訓練でもどうにかなる、
クラブの、クラブヘッドの影響が
動かし方に反映されるのは
クラブがひっくり返ったこの場面でしょう
アイアンであれば この状態で
重心はシャフトの上にあります。
もう少し シャフトが寝ていたとしても
その重心深度や重心距離の影響は
あまり大きくない。。。
ところが いくらオフセットが前にある
(フェース面がシャフトより前に出ていること)
とは言え、重心深度のせいで
ヘッドの重量は 単純な目方より増え
シャフトよりも右にある重心のせいで
シャフトやヘッドは回転しようとします。
まして このようなテークバックを取ってしまうと
フェース面はとんでもないところを向き
元のロフトがなにかも意味をなさない状態に
なってしまう。。。
では こんなイメージを実験してみてください。
トップの位置は 少しシャフトは右に傾いている
そこからスタートしましょう。
この時 左手には 下 重力方向の重さがかかります。
腕も含めた全体の重さが下へと掛かります。
シャフトが右に傾いている分
クラブはさらに捩じられようとしますが
(特に重心深度の深いウッドの場合)
それは 外に張った肘が支えています。
左手が下がり始めると
シャフトよりも重心位置はボール側に出始めます。
この重さがかかれば その重さの方向は
ボールをある方向
ボールの打つ方向です。
ヘッドの重さがボールを打つことの
助力 というか 加速装置にもなり得ます。
ヘッドの自由落下・引力落下が
自分のヘッドスピードに加算できる?!のです。
ところが その逆にしてしまうと
ヘッドには ボールのある方向
ボールを打つ方向とは違う方向への重さがかかります。
これは ブレーキというか 負荷にこそなれ
加速装置にはなり得ません。
しかも、この状態が出来てしまうと
下げたい筈の左手には上がる方向
体から離れる方向への負荷がかかる為
より打つことの邪魔をされます。
この状態では ロフトも増えますし
クラブ負荷、労力も増えます。
多少 オーバーな話ではありますが
飛ばない。。。 とお悩みの方の
原因はここら辺にあるのではないか?!
と思うのです。
パッティングには こんなデータもあります。
PGAプロのストロークを調査、すると
平均して 3.5度の入射角度
上から ってことですね、
✋これはあくまでも参考データ…ですが、
入射角度3.5度は LPGA選手の 7番ウッド の
入射角度に相当します。
あくまでも平均値、ですが
パター、用具の方ですね の
👉平均的なロフト が 4度
合点がいく部分が多いです。
4度のロフト角度が備わっているパターを
4度弱の入射角度(進入角度)で使う
というコトは 実インパクト時は
おおよそ 0度のロフトで打つコト になります。
先日の 転がり の話しの延長で
打つ距離 に対して 出来るだけ少ない回転で済む
転がりが ボールの減速が緩く、
芝や傾斜などの影響も薄く、
思った通りのラインに乗り易い
と言う話を合致していると思います。
弊社の ブリストルパター や デール9を使ったお客様の感想に
〇今までよりも ラインが、ボールの転がりが
より直線的になる、曲がりが少ない、
〇出球のボールが速くないのに 遠くに到達する
ゆっくり転がるのに カップまで届く
と言うのが少なくないのですが、
まさに 良い転がり を体験されているのだと思います。
シャフトの柔らかさ は ヘッドの入射角度を作りだしますので
シャフトをしなり戻して弾く ではなく
しなり戻る前に当てる、しなり戻りが起こらないように動かす、
のが 良いかと思います。
逆に パターの転がりが 伸びない、減速する、
カップ際で曲がりが大きい で悩む方は
出来るだけ 重めのヘッド、柔らかめのシャフト、
重心が高め、浅め のモノ に換えてみるといいのでは❓
流行り…の 大きなサイズのマレットパターは
重心が深くなっているので
フォローが出易い 👉ヘッドが前に出易い
のが 売り です✋✋✋ それが故に
ヘッドの入射角度が緩く、ロフトが付いてしまう、
アッパー気味に入ってしまう、
歯気味で打ってしまう、
コトになり易いですから ご注意を😵
慣性モーメント…ミスヒットに対する耐性は
ヘッド重量が軽いので 見た目ほどありません。
メーカーも重いヘッドが良い。。。
と言うのは知っていますから ヘッドは増量傾向にあります。
現在の市販パターは 350g 位まで増えてきています。
若干の改変を致しました
〇スタンダード仕上げ を クロムサテン(銀)
従来のアイアンなどのサテンよりも目の細かいサテン仕上げで
今までよりも ちょっと 青白っぽい感じです。
◉Wニッケル(シャンパンゴールド)
テフロンブラック(墨黒)
カッパー(ピンク)
ダークカッパー(チョコレート)は オプションになります。
ロフト角度 3度
ライ角度 71度⇒ 70.5度
重心角度 75度
ヘッド重量 515~525g
材質 軟鉄鍛造S15C
仕上げ 鍛造後 NC
🔴純国産ヘッドです
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)
弊社定番のL型ブリストルパターは絶賛販売中ですが、
✋形状が苦手な方、
✋L型は難しそう…と敬遠される方
✋ショートパット対策をされたい方
の為に ピン型パターを製作しました。
平均的な市販のパターヘッドのヘッド重量は 300g前後
重いと言われているものであっても 330~350gです。
場合によって パターの総重量以上の重さを ヘッドに宿した
520gを超えるヘッド重量はさまざまな恩恵をもたらします。
このヘッド重量 520g は ストロークの始動をガッチリお手伝いします。
比較すると 非常に分かり易いのですが
何故か 重いヘッドのパターは始動が楽です。
軽いと 動き出しが難しくなります。 お試しあれ✋
ヘッドが重い というのは
ボールを移動させる~飛ばす能力に優れている
と言うことでもあります。
故に ストロークが小さく、遅く することが可能ですので
慣れてくれば、安定度は高い です。
ボールのころがり に関してですが
使われると理解されますが
非常に 直進性能が高く
1~2mのパットであれば、ラインや傾斜などを
殺してしまい、カップの中に打っていい
そんな直進性能を持っています。
ピンパターの欠点になり得る ネック形状を
(通常のネック形状をクランクネックと言います)
スラントネックとして 非常にすっきりしたネック廻りで
とても構えやすいと思います。
また ピンパターの長所でもあり、欠点でもある
重心の低さ👉上げる必要のないモノには多くは要りません。
を ロングネック形状にして
重心高を 2.5mm高重心化
重心深度を 2mm浅重心化
(平均的なネック長 40mm 👉 85mm)
通常 ピンパターのブレードの長さは 12cm平均ありますが、
このパターは 10cm とコンパクトにしています。
重心角が大きくなり易いため
ネックを 6mmヒール側に下げ
ロフト角度3度にしてあります。
多くの方が「もっと飛ばしたい」という願望、
もしくは「飛ばない…」という悩みを抱えています。
その悩みを解決する 基本は「ロフト」にあります。
✋安易に立ったロフト、ストロングロフトの
クラブにしなさい と言う意味ではないですよ^^
30年前まで ドライバーは43~44インチ
が標準でしたが、昨今では46インチも珍しくなく
この長さが 6センチも8センチも長くなった利点は
それまでよりも立ったロフトを使うことが出来る
という事です。
ヘッドが大きくなる ☞ 長尺化しやすい
慣性モーメントが上がる ☞ 長尺化しやすい
長尺化 ☞ 今までより立ったロフトが使える可能性
というのが 特にドライバーの進化 なのです。
ゴルフショットの破壊力は 単純に
ヘッド重量×ヘッドスピードの二乗 で
これが
☞ボールの速度
☞ボールの回転
☞ボールの高さ(角度)に
分散します。
破壊力が増えた時、主に回転が増えやすく
飛距離に悩んでいるゴルファーは
破壊力が ボールの速度…ではなく高さや回転に逃げる
から悩んでいるので、効果が出ません。
ゴルフクラブが長尺化するということは
長尺化によってヘッドスピードは微増しますが、
長尺化させるためにヘッド重量 は落ち
破壊力そのものはあまり大きく変わりません。
長尺化・ヘッドスピード減量によって
よりヘッドやクラブを振る という
より大きく、より速くクラブを振る という
破壊力が スピンや高さに化けやすいスイングが
強まるので 飛距離が伸びることは実は稀なのです。
私が見る限り 多くのゴルファーの8割以上が
長尺化や何かの方法で ヘッドスピードなどの
破壊力が 30%増えたとしても
それが飛距離に直結する ボールの速度の増加に
つながるのは稀で
ボールの速度 5%増し 回転15%増し
こんな感じの増加になっていきます。
*もちろん ボールの速度・回転・高さが
バランスよく配分されていないとダメです。
つまり ボールをより遠くに飛ばす
より少ない労力でも ボールを遠くに飛ばす
ということは 運動量や速度などの
破壊量を増やすことがメインではなく
その破壊量を効率よくボールの速度にする
というところが メインテーマ なのです。
ロフトには ロフト効果といい
見た目のロフト、製品ロフトだけでなく
ヘッドの軌道 も含まれますが
アマチュアゴルファーは ロフト・ロフト効果が立てられれば
簡単に飛距離を伸ばすことが出来るのです。
(ロフトが立てられればですが…)
このロフトとロフト効果には
組み合わせとして 4パターンがあります。
横の数値は私が見た感覚的なゴルファーの割合です。(100)
①外観上ロフトが開いている × 煽り打ち(上昇軌道)
②ロフトが立っている × 煽り打ち
③ロフトが立っている × 上から打つ(下降軌道)
④ロフトが開いている × 上から打つ
アマチュアゴルファーの全部に近い割合が①です。
現代のプロゴルファー、飛ばし屋と呼ばれる人
のほとんどが②に属しており
②のスイングは (地面から打つショットは苦手でしょうね)
条件として 練習量が豊富、体が丈夫、
そしてヘッドスピード・練習量が豊富でないと
フェアウェイウッドが苦手になり、
ヘッドスピードが低めな②はバンカーが苦手になります。
多くのアマチュアの①のゴルファーは②を目指していますが、
そこに行き着くのが早いか、体を痛めるのが早いのか
という状態です。
弾道の状態としては
①ロフトが開いている × 煽り打ち
打ちだし角度高め スピン多め
②ロフトが立っている × 煽り打ち
打ちだし角度高め スピン少な目
③ロフトが立っている × 上から打つ
打ちだし角度低め スピン少な目
④ロフトが開いている × 上から打つ
打ちだし角度低め スピン多め
✋目指さなくてはいけないのは③です。
L型ブリストルパター(G2)についての
多くのお問い合わせを頂き、ありがとうございます。
シャフトについて 尋ねられることがあるので
それについて書いてみます。
パターに限りませんが、
シャフトの素材の スチールとグラファイト(カーボン)
この二つには実は何の違いもない と言えます。
割と固定観念が強い のか パターやウエッヂなどは
重量が重くなるスチールの方が良い と考えている人がいますが
それは全くの誤解です。
スチールシャフトは鉄(合金)の鋼材を巻いたただの筒です。
それが何か特別な性能を持っている訳ではなく
単一素材であるがゆえに
太さの変化(俗に言うテーパー度合) と
ステップでしか 特徴を作ることが出来ません。
スチールシャフトの一番の利点は
工業製品として安定して同じものが得られる
という部分にしかないと言い切れるほどです。
重量の関して…ですが
その前に スチールの方が硬い・・・
いえ 強い と思っている人がいますが
それも大きな間違いで、
繊維で構成するグラファイトの方が
圧倒的に強く(何倍もの強度)作ることが出来ます。
また 繊維で構成するため
負荷のかかる方向にも特性を持たせることが出来ます。
最近では悲しいことに、作る側のコストの都合 優先で
作られているグラファイトが多いので
言いにくいことではありますが、
本来 グラファイトは形状、テーパーの付け方、重量、
使う繊維やシートの構成 シャフトそのもの重量配分など
無限な組み合わせが可能ですから、
圧倒的に機能性は充実している筈。。。なんです。
グラファイトシャフトの方が軽いものが多いのは
技術的に「それが作れる」から、であるのと
平均的なスチール並みの重量のグラファイトシャフトを作ると
強すぎて、硬すぎて、いいところが出てこない ことです。
パターだけに限りませんが
グラファイトシャフト装着のクラブの最も大きな利点は
同じバランス=スイングウエイト とすると
スチールシャフト装着のそれに比べると
20g以上重いヘッドが装着可能です。
これが アイアンなどのグラファイトの「飛ぶ」と言われる
最大の理由です。
シャフトは硬ければ硬いほど
ヘッドが感じにくい、ヘッドが軽く感じられます。
50g重たいシャフトが装着されているものと
50g重たいヘッドが装着されているもの
計量器に載せれば 総重量は同じであったとしても
先端に重さのある方が クラブとしての慣性モーメント
動かした時の重量感は
格段に ヘッドの重いものの方が上 です。
これはウエッヂなどでも同じです。
ヘッドの感じ難い硬いシャフトになりがちな
スチールシャフト装着のパター では
その目方ほど 重量感は感じない ものです。
軽く感じる硬いシャフト装着のものに
本当に軽いヘッドが付いていて
重く感じる柔らかいシャフトのものに重いヘッドが
付いているんですから、随分と差がありますよね…。
これも神話というか 都市伝説に近いですが
重い(スチール)シャフトの方が スイング/ストロークが
安定する なんて言われますが、
その手の話を豪語するゴルファーは
練習量も豊富で、運動性能も高い方たちばかりです。セミプロ?
それがないから、出来ないから悩んでいる訳ですから
それを参考にするのは なんだかな って気がします。
一体だれのためにゴルフをして
誰のためのゴルフクラブなのかよく考えるべきです。
『L型ブリストルパター』特に進化版は
一般的に市販のパターに比べると
約5割増しで ヘッドが重くなっています。 ➡470g以上
シャフトの硬さは それを表す振動数という数値では
一般のスチールシャフト装着のパターは 330cpm
進化版のL型ブリストルパターでは 140cpm以下
ですので、総重量では似たようなものであったとしても
持った時、動かした時の重量感の差は …たぶん
3倍以上に感じるのではないかと思います。
持ち比べてしまうと市販のパターはオモチャのようです…。
重く感じるパター・・・
そして 小さなストローク、遅いストロークであっても
遠くまで転がる 破壊力=ヘッド重量
慣れたとき どっちが安定するか は
火を見るよりも明らか だと思うのです。
まあ 軽口ですけれど、このパターが
量産されるほど売れてしまったら(あり得ませんけどね😄)
間違いなく ルールの束縛を受ける と思います。
(現時点では ゴルフのルールには何ら抵触していません)
それほどの性能を持っていると自負しています。
ウエッヂだけでなく
殆どのゴルフクラブの打面、フェース面には
溝が切られています。
(その溝の形状などはルールによって制限されていますが
そのルール設定の本当の理由は謎…です)
その溝が ウエッヂショットにおいて
スピンの量や質に影響を与えるか?
というのと 答えはNO です。
✋ドライで クリーンヒットした場合においては
その溝、溝の形状、本数 などは
スピンに対し ほとんど何の影響も与えません。
☆☆☆これは科学的にも立証されています。
ただし 砂が混じる状況や濡れている状況
フェース面とボールの間に何かが入り込むような
そんな環境においては 溝は効果を発揮し、
その溝があることによって ボール以外の異物をどけ
スピンが「減らないよう」に作用します。
そう言う意味では パワーの無い人や
弾道の高さが低めの人にとっては
ウエッヂよりも むしろロフトの立ったクラブの方が
雨などで問題を起こす可能性があるのです。
(スピン不足による失速等)
理解してもらいたいのは
ウエッヂの溝…がなんちゃら という事ではなく
スピンをかける ということは
フェース面の上をボールを滑らせる という事ではなく
シンプルに そのクラブの長さ通り
そのクラブのロフト通り
に打ってあげる という事です。
ボールのスピンは ボールの潰れ方
ボールの潰れ具合によって決まります。
例えば 通常のパッティングでは
距離にもよりますが、
回転は分単位で 300~1500回転/分 です。
ところが パターも変えず、スピードも変えなくても
✌ボールをトップ、パターの歯で打ってしまうと
回転数は 途端に 3000~5000回転/分 に増え
この球は 普通に打てた時よりも
当然、摩擦が増えますから 転がり~移動しません。
最近 某メーカーのパターの宣伝で
オーバースピンが増えるのが良い と
まるで カルトのような理論を展開していますが、
高校生に戻って勉強し直してきて欲しいものです。
有名な エネルギー保存の法則 というのがあります。
ゴルフの打撃で言うと 等しい
ヘッドの質量 と ヘッドの運動(移動)によって
作られた打撃力は 音や温度などを除けば シンプルに
ボールの速度
ボールの高さ
ボールの回転
などに化けます。
しかし、そのエネルギーの総和はいつも同じです。
ですので 何かが増えれば 何かが減ります。
パッティングの場合、ボールの回転数が増えれば
ボールの速度が減ります。
ボールの回転数は 地面との摩擦 によって
生じる訳ですから、ボールの回転数は増える は
地面との接触面積が増える ☞地面との摩擦が増える です。
これで距離が延びると思えますか?
スピンを効かせてボールを止めたい と考えるのなら
フェース面のロフトを駆け上らせるような
溝でボールの表面をこするようなイメージ・打ち方 では
ダメです。
これでは ボールの回転数が増えるだけで
ボールの速度が遅くなりますから
着弾時には ボールの回転は解けてしまっていますし、
正しく打つよりも 速い速度・大きいスイング・強いショット
が必要になりますので ミスの可能性が増大します。
よく ミート率 というか、ヒット率 というのがあります。
これは ヘッドスピードに対するボールの速度です。
この比率は 実は単に ロフト角度によるもの です。
例えば ドライバーのようにロフトの立ったものであれば
ヘッドスピード 1.0 に対し ボールスピード 1.3~1.5
ウエッヂのようなロフトになれば
かなりヘッドスピードに近いボールスピード 1.1とか
になります。
ですので 単なるイメージではありますけれど
潰れ方はそのものは緩いのですが
ドライバーに比べるとウエッヂの方が
ボールはフェースに乗っている…というか
球離れは悪いのです。
それを インパクトのゾーンと捉えるのならば
そのゾーンで ロフトの変化を起こしてはいけません。
多くの人は そのゾーンで
アイスクリームをこそぎ取るように
振り子しても ずっとフェースを軸点に向けるように
動かしていますが、これではスピンが増えるだけ
スピンは効きません。
そのクラブなりのロフトをずっと維持したまま
そのロフトで出せる最速のボールスピード生んであげるから
スピンが着弾まで残るのです。
フェースの溝は異物を取り除き
スピンを減らさないためのもの…なのですから、
その溝を使わないような打ち方
ドライ状況であれば、溝が無くてもスピンは変わりませんから
そう言うイメージを持ってください。
ロフトはクラブの機能です。
ウエッヂはクラブが短いのですから前傾姿勢も深く
長いクラブに比べ 入射角度が急です。
もしも そのウエッヂのロフトがゼロ度なら
当然 地面に対しては マイナス の状態に
なっている筈です。 それが正解です。
それを自分の使い方・振り方によって
ロフトを付けてしまっている場合
『上げるのはクラブに任せろ!』 と
注意されるわけです。
多くの人は ショットの安定は
ボールの飛び出る左右方向や曲がり ばかりを
気にしているように見えます。
しかし、ショットにとっての安定は
まず 距離が基本であって
自分の打つ番手、打つクラブのおおよその距離が
決まっているから
それに応じて 構える方向を決めたり
安全な区域を探したりする訳です。
距離を決める おおよその要素は
スピードとロフト効果 によります。
ヘッドスピードはとりあえずヘッドの移動速度
と形付けてはいますから
頭の中では ヘッドを速く動かそう
ヘッド「だけ」を速く動かそう と考えてしまいがち ですが
本来は ヘッドスピードの源は
ボディスピード~回転の速度 です。
部位で言うのなら グリップスピード です。
それをヘッドだけスピードアップ
と考えても ヘッドスピードなんて早々あがりませんし、
ヘッドだけを動かす打ち方は
もう一つの要素の「ロフト効果」を
スピードを上げれば上げるほど乱す要因になるので
自分のいつも通りの 運動速度 をキープする
ことの方が大切です。
また ヘッドだけを動かす動きは
動かせば動かすほど 左サイドが上がり
右サイドが下がる 煽り打ちの姿勢につながるので
目標として狙うべきものではありません。
そして もう一つのとても大切な要素のロフト効果 は
インパクトのロフト だけ でなく
ヘッドの入ってくる上下(高さ変化)の軌道も
ボールを飛ばすロフトの効果の一つ である
としっかり認識した方が良いです。
そう スライスなどの右回転、左回転と
上下(縦)と左右(横)が入れ替わりましたが
全く同じものです。
これも毎度のショットの出来るだけ安定させるには
グリップを動かす という事を念頭において下さい。
ヘッドばかりを動かすスイングだと
ヘッドを動かす(角角度運動)をするほど
ロフト姿勢も変わり、入射角度も常時変化します。
また この動きが良く無いのは
グリップに対し ヘッドが遅れている と認識し
ヘッドを追いつかせようとすればするほど
グリップの移動が滞り
追いつき始めると グリップが後退するような状態
になってしまうので
ロフト姿勢変化、入射角度変化がより激しくなります。
トップ・ダフリの話とつながりますが
体の回転で グリップが動いて ヘッドが入ってくれば
ヘッドは上から入ってきますので
ボールとヘッドの関係が 上下に多少ずれても
大きなショットのミスにはなりません。
ところが ヘッドだけを動かして
ボールを弾くような打ち方だと
ヘッドの方が後ろ 遅れていれば良いですが
ヘッドの方が前に出るような状態に近づくと
ロフトも増え(フェースが上を向き)
と同時にヘッドも高くなり始めるので
薄く当たった時 必ずトップになります。
ヘッドが遅れている と言う感覚の持ち主の場合
ヘッドが追いつくところが ボールより手前なら
それが ダフリやトップになってしまう という事です。
体の回転によってグリップを動かす
グリップを動かすことが唯一のヘッドを動かす方法
というのが ミスの激減にもつながりますし
総じて 飛距離アップにもつながって行きます。
ドライバー EZ-05 の流れを汲んだ
フェアウェイウッド/ユーティリティ が発売されました。
フェアウェイウッド・ユーティリティ ともに
ネック部の調整機能、いわゆる カチャカチャが付いています。
試打テストの結果、ドライバーのEZ-05 に似た
ややロースピンタイプ、飛距離重視タイプ と思います。
そう言う意味で 後々、ロフト調整が可能なのは便利かな
と感じています。
〇ロフトは最大 1.5度増減できます
フェアウェイウッド、ユーティリティとして
昨今、流れになりつつある
チタン素材を使わず、マレージング(特殊ステンレス)を
採用しているのは 流石、SYBと言ったトコロでしょうか
*追加情報 SYB フェアウェイウッドの定番、W422V は
在庫品を除き、生産終了~廃盤になる…そうです。
お問い合わせ お待ちしております
〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10
◆電話 046-804-1480
◆メールアドレス <hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp>
牽引ロープ : ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)
店長「ものすごく昔に記事にした気がするのですが、
自分のからだ と ヘッドの関係は
牽引する車にとても似ています。」
Yさん「牽引する車❓」
店長「現代では そういう事態はとても少ないと思うんですけれど、
まあ 脱線しますが、
余計な知識として知っておくと良いかも…です。
牽引する場合ですね、
出来れば 牽引用の伸び縮みするロープがベターです。
無ければ かなり強いロープやワイヤーになりますけど…
伸び縮みするロープの方が
引く人、引かれる人 双方に衝撃が少ないですね。
走行中は勿論ですけれど
停止時、ロープはある程度 張った状態になるよう、
基本、アクセルは引く人が踏みます(勿論、壊れているでしょうから)が、
ブレーキは引く方では無く、引かれる人のみが使います。
ブレーキが作動するならば…ですけれど。
そう言う意味では 前の車が大き過ぎると 前方の視認性が悪くて怖いです。
引かれる後ろの車がブレーキを使って
常時、ロープを張った状態を維持していないと
ロープが切れる可能性が高くなります。
後方のクルマに対する ブレーキの点灯もありますしね。
✋ゴルフで考えると ヘッドの動きは
自分のからだに対する ブレーキにしかなり得ない のです。
また 引く方のクルマは大回り気味にして、
引かれる方のクルマは 許せる限り、
カーブの内側を小回りするようにする必要があります。
引かれる車が 大回りしてしまうと…
😵ゴルフスイングでありがち なんですけれど…
前の車がそれによって 外に引っ張られるので
かなり 操作性が悪くなり、
【大回り】の度合いにもよるんですけれど
ブレーキをかけているのと同じように
引いている前の車が 前に進めなくなり、
最悪の場合、横転ナンテコトになりかねません。
引く方・引かれる方の息が合っていると
牽引していることが 周りに分らず、
間に入ってこようとする車も出てきたり…、
たまには 牽引らしく 尺取り虫しても良いかも…。
引かれている車 は 自走出来ない、
自分で進めないのですから
それは ゴルフにおける ヘッドと同じです。
出力である 自分のからだの向きを邪魔しない、
無駄に負荷をかけない為にも
出力分しか動かさない、
カーブは出来るだけ小回りする、
ゴルフスイングにとても似ていると思います。」