店長「弾道の高さ を考える時に
知っておかなくてはいけないコトがあります。
これを理解していないと 高さ・低さ で悩みが発生した時、
対処の方法を間違ってしまうコトがあります。」
質問「なんでしょう❓」
店長「ドライバーからサンドウエッジまで
そのクラブで到達できる距離のマックスを打った場合、
フルショットと言えば良いでしょうか、
ドライバーからサンドウエッジまで
実は どのクラブも到達する高さ『最高到達点』は
同じ、なんです。」
質問「ええええ! なんか意外です。」
店長「ですよねー。
なんかイメージからすると それぞれ違いそうな
そんなイメージがありますよね。
✋ただし その最高到達点には違いがあります。
当然、番手によって飛ぶ距離は異なりますが、
その届く距離を 数値の100 とした場合、
〇クラブの長さの長いモノほど 最高到達点は手前
まあ 真ん中位 50~60 ってトコロでしょうか
〇クラブの長さの短いモノほど 最高到達点は奥、
ボールが着地するポイントの方 100に近いトコロ
80~90の箇所が一番高いトコロになります。
ドライバーはおわん型の弾道
アイアン・ウエッジは直角三角形の定規って感じの弾道になります。
ゴルフクラブの よく考えられた部分 ですね。
ボールの最高到達点はどの番手も同じ ですが、
その箇所・割合は クラブの長さ、言うなれば
ヘッドの入ってくるアタックアングル・入射角度によって異なって来ます。
もし 良ければ、練習場で時間がある時に
アイアンを 8番.9番.PW.SW と順に打って頂きたいのです。
PWとSWはほぼ同じ長さですが、
番手が下がって来て 長さが短くなった時の
最高到達点の割合具合 を見て欲しいのです。
当然、一番長さの短い PW・SWは
高くなるのが一番奥、着弾点の近く になる筈なのですが
ドライバーなどのアッパーが過ぎてしまって
ボールの浮力が足らないタイプの方は
ウエッジでも ドライバーの縮小版のような弾道、
高くなるトコロが 真ん中位 になっている可能性があります。
ですので その最高到達点・一番高くなるトコロを奥になるよう
練習して頂き、そのフィーリングでドライバーを
打って貰いたいのです。
練習場の球ですので スピンの維持時間はやや短めになってしまいますが
その練習を経て 打つドライバーは弾道が違うと思います。
良く言われる 「上から打て」 そんな意識ではなく
そのクラブの長さなり、長さの違いなり 打って頂いた方が
クラブの機能は利用し易いと思います。」
Q:いろいろ選びようがあると思うのですが、どのようにしたら良いでしょうか?
A:まずはヘッドのメッキ仕上げを選んでください。
ベーシックなモノは クロームサテン(銀)です。
◉Wニッケル(シャンパンゴールド)
◉テフロンブラック(墨黒)
◉カッパー(ピンク、経年でくすむと思います)
◉ダークカッパー(チョコレート) はオプションになります。
どの仕様であっても、
市販パターのインチキフェースインサートのような
打感の差なんてものは一切存在しません。
慣れて頂ければ、このパターでなければ味わえない打感と音を
楽しんで頂けます。
嫌味ですが、市販のパターのフェースインサートを
例えゴムに替えても、この打感は生み出せないでしょう。
長さは32.5~35インチの間、
ただ 32.5インチではややヘッド重量は軽めな感じ
となるので、シャフトの柔らかさを優先したい場合は
33.5インチ以上が良いかと思います。
✋一番問題なのは『シャフトの硬さ』です。
細かく分けることも出来ますが
大まかに考えて 4種類の硬さの違いです。
市販のヘッド重量ですが 市販のパターの硬さは
振動数で言うと 320cpm以上
①オリジナルのアルミシャフト 270cpm位
市販の軽量スチールシャフト…よりは柔らかい感じ
②オリジナルグラファイト95g 200cpm位
弊社のシャフトではブラックスピーダー、MD-7.8.あたりが相当
③オリジナルグラファイト90g 170cpm位
弊社のシャフトではMD-9.10.11.12.あたりが相当
④オリジナルグラファイト75g 140cpm位
弊社のシャフトではMD-14.15.16.あたりが相当
これをどう選ぶか というと
まず基本的に考えなくてはいけないのは
自分の他のクラブたちとの相性です。
自分の他のクラブたちとは出来るだけ近いものに…
ということですが、①の硬さだとこのパターの良さの
半分も発揮できない、ただ単に重いパターです。
②以降の硬さになるとやはり自分のクラブとの相性、
そして パッティングストロークをどうするか
という事になると思います。
ちゃんと押してあげる、弾かない打ち方をしたい
となると ③→④となって行きます。
一般的な振り子、ショルダーストロークをしていると
④のパターは打ってみないとどうなるか
わからない代物になる可能性は否めません。
初物にトライされるのであれば
②もしくは③位が無難と言えるかも知れません。
ただ 迷わせることを言いますが
作った自分が言うのもなんですけれど
④のパターは腰が抜けて、ひっくり返る位のパターで
ゴルフを始めた時からこのパターを使っていれば
世界中のゴルファーからパターの悩みを取り去れるほどの
素晴らしい逸品であるのも確かです。
グリップはパター全体がレトロなオーソドックスな
仕上がりですので、今よく見かける派手なもの、
変な形もモノは似合わないと思います。
と、同時に変な形のものは
パッティングに苦労している証でもあるので
その手のモノはこのパターには要りません‼
Q:グラファイト(カーボン)シャフトを採用していますが なぜ ですか?
A:ハミングバードでは 特に スチール/グラファイト に対する
こだわりはありません。
パターだから だけでなく、アイアンやウッドに関しても
オジサンゴルファーによって 楽! 簡単! スイング覚えやすい!
モノであれが どの素材でも良いと思います。
日本のゴルファーの特徴なのか、どうかは調査のしようもありませんが、
素材に対するこだわりがとても強い気がします。
スチールだから どう・・・ とか、 カーボンだから どう・・・だとか
この二つにシャフトとしての性能差はありません。
素材としての特徴 ですが、
スチール素材の最大の利点は 工業生産性が高いコト!
つまり 同じモノが大量に安価で作り易いコト です。
そして 最大の弱点は 単一素材であるが故にレパートリーが多くないコト です。
✋意外に思うかも知れませんが、
スチールとカーボンでは 圧倒的にカーボンの方が「強く作れます」
ですので 軽く造る限界も 柔らかく造る限界も スチールの方がすぐそこに…。
造れない というコトです。
一方、カーボン素材のシャフトは 形状の制約、外径内径の制約 以外
かなりの自由度があります。 カーボン自体 元々アクリルを焼いたモノなので
軽いですから 逆に重くする時 内径が取れない という制約の為
重くする限界が有ったりします。
ブリストルパターでは パッティングもショットと考えの元、
出来るだけ小さく、出来るだけ少なく、出来るだけゆっくり であっても
必要な距離を打てるようにする方が 簡単、 楽 と考え
より転がりの良い、より遠くに飛ぶパッティング になるような
シャフトの柔らかさを求めた結果、グラファイトに行き着いたに過ぎません。
(カラーは傷の目立ちにくい ガンメタリック 黒に近い灰色のメタリックです)
Q:ヘッド重量480gと聞いていますが、L字型特有の厚みのない形状 なのでしょうか
全体のサイズ感を教えてください。
A:ヘッド素材は S15C 軟鉄の中でも柔らかい素材ですが、
比重はごくごく普通の鉄 と変わりません。
その素材で 通常のパターヘッドの 1.6倍 の重さを造るには
厚く、高く、大きなものにするしかありませんが、
ネックの高さにはルール的な制約があります。
パターの形状は 心理にとても大きく影響しやすいので
落ち着いた 安定した形状が必要ですが、
だから と言って 大き過ぎるのは 格好悪いでしょう。
(1986年マスターズ優勝時の ジャックのパターには吹きました)
全体のバランスを考え 形状を造りました。
まあ パターの形状を比較すると
このパターの特徴が良くわかるかも知れません。
ボールが良く飛ぶ、良く転がるのは
確かに 300g強の一般パターヘッドと 480gの重量差
そして シャフトの柔らかさ もあると思いますが、
一般のパターは パターヘッド下部に重量を集め過ぎています。
俗に言う 低重心化 ですが、
ボールを上げる必要のない パッティングに 低重心化 深重心化 する
意味合いが私には見えません。
より良い転がり、より良いライナーを求めるのなら
許せる限り 高重心化 するべきではないか と思い
この形状にしました。
好みの問題もある とは思いますが、
最近のマレットの 低重心化、深重心化したパターは
その重心の意図は 設計者になにがしかの考えが有ってのこととは思いますが
構えた時に どこにヘッドの引かせるのかイメージしにくい
パターストロークの動きが把握し辛いデザインに感じます。
引く、動かす、移動させるイメージをさせやすい
パッティング、ストロークに迷いが出てしまいにくい形状にこだわりました。
空中ではなく 地面の上を
という意味で 飛ばすにこだわった重心配分、重量、シャフト
構えやすい、安心できる形状
既にロングセラーになっているだけのコトはありますよ。